鎌ヶ谷市議会 > 1994-06-10 >
06月10日-議長の選挙、副議長の選挙、一般質問-02号

  • "放送"(/)
ツイート シェア
  1. 鎌ヶ谷市議会 1994-06-10
    06月10日-議長の選挙、副議長の選挙、一般質問-02号


    取得元: 鎌ヶ谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    平成 6年  6月 定例会(第2回)        平成6年鎌ケ谷市議会6月定例会    議 事 日 程 (第2号)         平成6年6月10日                          午前10時開議日程第1 市政に関する一般質問日程第2 休会について 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議長の辞職の件 日程第2 議長の選挙 日程第3 副議長の辞職の件 日程第4 副議長の選挙 日程第5 市政に関する一般質問 日程第6 休会について 〇出席議員(30名)  1番 岩 波 初 美 君    2番 津久井 清 氏 君  3番 鈴 木 道 雄 君    4番 三 橋 渉 三 君  5番 大 野 幸 一 君    6番 中 丸   徹 君  7番 石 井 一 美 君    8番 月 野 隆 明 君  9番 大 野 博 道 君   10番 皆 川 武 志 君 11番 吉 野 良 一 君   12番 丹 原 恒 忠 君 13番 池ヶ谷 富士夫 君   14番 石 田 裕 徳 君 15番 染 谷 利 夫 君   16番 勝 呂 幸 一 君 17番 松 澤 一 男 君   18番 野 山 慶 蔵 君 19番 塩 澤 敏 行 君   20番 平 原 俊 雄 君 21番 石 神 長 治 君   22番 石 井   實 君 23番 石 井   清 君   24番 下 谷 喜 作 君 25番 駒 崎 年 子 君   26番 木 本 千代子 君 27番 澁 谷 喜 市 君   28番 田 澤 進二郎 君 29番 岡 田   猛 君   30番 太 田 恒太郎 君〇欠席議員(なし) 〇説明のための出席者     市     長  皆 川 圭一郎 君     助     役  粟 生 幸 雄 君     収  入  役  小 城 祥 文 君     市長公室長    菅 原 正 已 君     市長公室参事(政策担当)  塩 田   満 君     市長公室次長(人事課長)  遠 藤 孝 典 君     総務部長     小鹿原   直 君     総務部次長(総務課長・選挙管理委員会事務局長・市長公室副参事     ・球場建設推進担当)  大 高 勇 治 君     総務部副参事(管財担当)  河 内 久 昌 君     市民部長(市長公室参事球場建設推進担当)              川 井   彰 君     市民部次長    吉 村 祇 彦 君     保健福祉部長   杉 山   巖 君     保健福祉部次長  斉 藤 正 勝 君     土木部長     江波戸 俊 夫 君     土木部次長    久保田 二 郎 君     都市部長     谷 川   俊 君     都市部次長    安 部 三 平 君     企画課長     飯 塚 順 一 君     地域振興課長   阿 部 大 力 君     財政課長     川 尻 秋 重 君     環境生活課長   皆 川 信 行 君     クリーン課長   渋 谷 定 重 君     高齢者福祉課長  吉 村 和 久 君     健康管理課長健康管理センター所長)  青 木   学 君     工務課長     海老原 正 博 君     土木部主幹    皆 川 準 一 君     都市計画課長   矢 野   寛 君     街路緑地課長市長公室主幹球場建設推進担当)              高 瀬   光 君     鎌ケ谷駅東口区画整理事務所長  山 嵜 美 正 君     消  防  長  益 田   光 君     教育委員会委員長 内 山 秀 則 君     教育委員会教育長 酒 井 三 郎 君     生涯学習部長   萩 原 正 二 君     生涯学習部次長  長谷川   明 君     教育企画課長   人 見 秋 水 君     学校教育課長   矢動丸   俊 君     社会教育課長   飛 田 真佐人 君     生涯学習推進センター所長  久 野 義 春 君     公民館長     木 暮   稔 君     選挙管理委員会委員長  國 松 喜 一 君     代表監査委員   村 上   優 君     監査委員事務局長 中 村 孝 一 君     農業委員会会長職務代理者  小 金 保之助 君     農業委員会事務局長  佐 野 運 吉 君 〇議会事務局職員出席者     事務局長     林   清 司       事務局次長    片 山 正 隆       事務局副主幹   大 野   要       議事調査係主査  大 石 一 男            午前10時01分  開 議 ○議長(塩澤敏行君) 皆様、引き続きご苦労さまです。 ただいまの出席議員は30名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(塩澤敏行君) 本日の議事日程はお手元に配付してあるとおりであります。 △諸般の報告 ○議長(塩澤敏行君) 日程に先立ち諸般の報告をいたします。 今期定例会にて受理いたしました陳情10件については、お手元の文書表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたしましたので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。 休憩します。再開を10時10分といたします。          午前10時01分  休 憩           午前10時11分  再 開          〔議長、副議長と交代〕 ○副議長(勝呂幸一君) 再開します。 △日程の追加 ○副議長(勝呂幸一君) 議長、塩澤敏行君から議長の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。この際、議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○副議長(勝呂幸一君) ご異議なしと認めます。 よって、この際、議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。 △議長の辞職の件 ○副議長(勝呂幸一君) 日程第1、議長の辞職の件を議題といたします。 まず、その辞職願を朗読いたさせます。 ◎事務局長(林清司君) 朗読いたします。             辞   職   願 私儀、今般一身上の都合により、市議会議長の職を辞職いたしたくお願い申し上げます。 平成6年6月10日                   鎌ケ谷市議会議長 塩 澤 敏 行 鎌ケ谷市議会副議長殿 終わります。 ○副議長(勝呂幸一君) お諮りいたします。 塩澤敏行君の議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○副議長(勝呂幸一君) ご異議なしと認めます。 よって、塩澤敏行君の議長の辞職を許可することに決しました。 △日程の追加 ○副議長(勝呂幸一君) ただいま議長が欠員となりました。 お諮りいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○副議長(勝呂幸一君) ご異議なしと認めます。 よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。 △議長の選挙 ○副議長(勝呂幸一君) 日程第2、これより議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます          〔議場閉鎖〕
    ○副議長(勝呂幸一君) ただいまの出席議員は30人であります。 投票用紙を配付いたします。          〔投票用紙配付〕 ○副議長(勝呂幸一君) 投票用紙の配付漏れありませんか。          〔「なし」と言う者あり〕 ○副議長(勝呂幸一君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          〔投票箱点検〕 ○副議長(勝呂幸一君) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 点呼を命じます。 ◎事務局長(林清司君) それでは点呼をいたします。 1番、岩波初美君、2番、津久井清氏君、3番、鈴木道雄君、4番、三橋渉三君、5番、大野幸一君、6番、中丸徹君、7番、石井一美君、8番、月野隆明君、9番、大野博道君、10番、皆川武志君、11番、吉野良一君、12番、丹原恒忠君、13番、池ヶ谷富士夫君、14番、石田裕徳君、15番、染谷利夫君、16番、勝呂幸一君、17番、松澤一男君、18番、野山慶蔵君、19番、塩澤敏行君、20番、平原俊雄君、21番、石神長治君、22番、石井實君、23番、石井清君、24番、下谷喜作君、25番、駒崎年子君、26番、木本千代子君、27番、澁谷喜市君、28番、田澤進二郎君、29番、岡田猛君、30番、太田恒太郎君。 以上で点呼を終わります。 ○副議長(勝呂幸一君) 投票漏れはありませんか。          〔「なし」と言う者あり〕 ○副議長(勝呂幸一君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。          〔議場開鎖〕 ○副議長(勝呂幸一君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に1番、岩波初美君、20番、平原俊雄君、25番、駒崎年子君を指名いたします。立ち会いをお願いいたします。          〔開  票〕 ○副議長(勝呂幸一君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 30票 これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち有効投票 29票     無効投票 1票 有効投票中     野 山 慶 蔵 君 12票     吉 野 良 一 君 11票     勝 呂 幸 一 君 4票     木 本 千代子 君 2票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は7.25票であります。 よって、野山慶蔵君が議長に当選されました。 ただいま議長に当選されました野山慶蔵君が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。 野山慶蔵君にごあいさつをお願いいたします。          〔18番 野山慶蔵君登壇〕(拍手) ◆18番(野山慶蔵君) ただいま議長選挙におきまして、私野山慶蔵が当選させてもらいましたこと、心から厚く御礼申し上げます。前議長が余りにも立派な人のため、私も負けずに一生懸命やっていきたいと、このように思います。また、我が鎌ケ谷市におきましては、本年度におきまして特に緊縮厳しい折、執行部が提案されているいろいろな大きい問題が山積みされております。残すところあとわずかでございますけれども、最大限努力して、皆さんのお役に立ちたいと思います。 なお、議会をスムーズに運営するためには皆さん方のさらなる協力なくては運営できません。よろしくご協力のほどをお願いしまして、簡単ではございますけれども、よろしくお願いいたします。(拍手) ○副議長(勝呂幸一君) 野山議長、議長席にお着き願います。          〔議長、議長席に着く〕 ○議長(野山慶蔵君) 暫時休憩いたします。再開時間は追って連絡いたします。          午前10時30分  休 憩           午前11時04分  再 開 ○議長(野山慶蔵君) 再開します。 △日程の追加 ○議長(野山慶蔵君) 副議長、勝呂幸一君から副議長の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(野山慶蔵君) ご異議なしと認めます。 よって、この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。 △副議長の辞職の件 ○議長(野山慶蔵君) 日程第3、副議長の辞職の件を議題とします。 まず、その辞職願を朗読いたさせます。 ◎事務局長(林清司君) 朗読いたします。 鎌ケ谷市議会議長 野 山 慶 蔵 様                  鎌ケ谷市議会副議長 勝 呂 幸 一             辞   職   願 私儀、今般一身上の都合により、鎌ケ谷市議会副議長の職を辞職いたしたいので、許可くださるようお願いいたします。 朗読終わります。 ○議長(野山慶蔵君) お諮りいたします。 勝呂幸一君の副議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(野山慶蔵君) ご異議なしと認めます。 よって、勝呂幸一君の副議長の辞職を許可することに決しました。 △日程の追加 ○議長(野山慶蔵君) ただいま副議長が欠員となりました。 お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(野山慶蔵君) ご異議なしと認めます。 よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。 △副議長の選挙 ○議長(野山慶蔵君) 日程第4、これより副議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます          〔議場閉鎖〕 ○議長(野山慶蔵君) ただいまの出席議員数は30人であります。 投票用紙を配付いたします。          〔投票用紙配付〕 ○議長(野山慶蔵君) 投票用紙の配付漏れありませんか。          〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(野山慶蔵君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          〔投票箱点検〕 ○議長(野山慶蔵君) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 点呼を命じます。 ◎事務局長(林清司君) それでは点呼をいたします。 1番、岩波初美君、2番、津久井清氏君、3番、鈴木道雄君、4番、三橋渉三君、5番、大野幸一君、6番、中丸徹君、7番、石井一美君、8番、月野隆明君、9番、大野博道君、10番、皆川武志君、11番、吉野良一君、12番、丹原恒忠君、13番、池ヶ谷富士夫君、14番、石田裕徳君、15番、染谷利夫君、16番、勝呂幸一君、17番、松澤一男君、18番、野山慶蔵君、19番、塩澤敏行君、20番、平原俊雄君、21番、石神長治君、22番、石井實君、23番、石井清君、24番、下谷喜作君、25番、駒崎年子君、26番、木本千代子君、27番、澁谷喜市君、28番、田澤進二郎君、29番、岡田猛君、30番、太田恒太郎君。 以上で点呼を終わります。 ○議長(野山慶蔵君) 投票漏れはありませんか。          〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(野山慶蔵君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。          〔議場開鎖〕 ○議長(野山慶蔵君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に2番、津久井清氏君、19番、塩澤敏行君、26番、木本千代子君を指名いたします。立ち会いをお願いいたします。          〔開  票〕 ○議長(野山慶蔵君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 30票 これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち有効投票 29票     無効投票 1票 有効投票中     三 橋 渉 三 君 12票     中 丸   徹 君 11票     染 谷 利 夫 君 4票     木 本 千代子 君 2票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は7.25票であります。 よって、三橋渉三君が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました三橋渉三君が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。 三橋渉三君にごあいさつをお願いいたします。          〔4番 三橋渉三君登壇〕(拍手) ◆4番(三橋渉三君) 皆さんのご推挙により副議長に当選させていただきありがとうございました。今後頑張っていきたいと思います。(拍手) △市政に関する一般質問 ○議長(野山慶蔵君) 日程第5、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、8番、月野隆明君の発言を許します。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。          〔8番 月野隆明君登壇〕(拍手) ◆8番(月野隆明君) 議席8番、月野隆明、通告に基づき河川敷等の活用と中沢川について質問をさせていただきます。 この質問のねらいは、まず1点目といたしまして、河川敷等の有効利用、2点目といたしまして、河川改修の促進にあります。本鎌ケ谷市は散策のできる公園がまだまだ不足をしておりますし、高齢化社会に向けての取り組みやまちづくりはいまだ日の目を見ない状況でございます。市民の健康づくり、健康保持の観点から考えましても、安全で憩うことのできる散策道路等はぜひとも必要なものでありますが、現状で散策するといたしましても、歩道のない道路が大部分であり、車の洪水とも言える車社会にあっては危険きわまりない状況でございます。 また、河川改修促進についてでありますが、船橋市の藤原町にパチンコ店を初めマンションが建ち並び開発が急ピッチで進んでおります。分水嶺が中沢流域となっておりますので、この地域の雨水は一挙に中沢川に放流されることとなるなど、その対応として河川改修が急がれる状況となっております。 同時に財政逼迫の折柄、補助事業化する必要にも迫られているわけでございます。大まかにとらえて以上のような背景で質問に入らせていただきます。 質問その1、後の質問をわかりやすくするためにも河川敷の経緯と河川敷の利用制限をお聞かせいただきたいと思います。 質問その2、1級河川及び2級河川については河川法59条から63条に河川工事の費用負担が規定されておりますが、水路、準用河川等につきましてはよく承知しておりません。そこで、水路、準用河川、1級、2級河川の河川工事の費用負担は国、地方自治体の負担割合はどのようになっているのか。それぞれについてお示しいただきたいと思います。 質問その3、中沢川の1級河川への昇格について。中沢川の準用河川部分を1級河川に指定されることを強く要望している一人でございますが、市はこれまでこの川の1級河川指定に向けてどのような努力を重ねてこられたのか、それをお聞かせいただきたいと思います。 次に、河川敷等についてお尋ねいたします。 質問その4、現在市内の河川敷等で有効利用されているところがあれば、それをお聞かせください。 質問その5、将来に向けて河川敷等を有効利用しようとする計画はあるかどうかお尋ねいたします。 さて、船橋市の海老川、かつては汚くて、よく暴れる川でもありました。今は魚もすみ、また河川敷もすっかり整備され、公園化し、市民の憩いの場となっております。冒頭でも申し上げましたが、鎌ケ谷市は散策するような歩道のある道路が少ない、高齢化社会の対策としても車社会の危険から身を守り、安全に散策できる道、つまり遊歩道的なものをつくる必要があると考えます。これは河川敷もしくは河川沿いにつくるのが最も望ましいのではないかと考えます。 そこで質問その5、まず手始めに中沢川沿いに遊歩道をつくってはどうかと考えますが、いかがでしょうか。 では次に、中沢川の改修計画についてお伺いいたします。 質問その6、中沢川の現在までの改修計画はどうなっているか。今後の改修計画はどうなっているか。また、現在中沢川上流の遊水池計画はどうなっているのか。これらの3点についてお答えいただきたいと思います。 質問その7、中沢川沿いの用地取得について。この中沢川沿いの用地取得はそもそもどういう取得目的であったのか、これをお聞かせいただきたい。 次に、この用地取得の状況と取得面積を示していただきたいと思います。 以上、7点にわたりご質問申し上げました。 以上をもちまして、私の1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(野山慶蔵君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 土木部長。          〔土木部長 江波戸俊夫君登壇〕 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 月野議員の河川敷の定義と河川敷の利用制限についてでございますが、まず河川法上河川敷に関する定義はございません。ただ、河川区域内における土地の占用許可にかかる基本方針を定めてございます。河川敷地占用許可基準においては、河川敷地が河川法の第6条の河川区域と同じものであるということで明記されております。つまり、河川法第6条と申しますと、河川敷地とは河川の流水が継続して存する土地及び地形、草木の生い茂った状況、その他、その状況が河川の流水が継続して存する土地に類する状況を呈している土地の区域となっております。このことは堤防から対岸の堤防までの範囲をあらわしているものと言えます。また、河川敷地の利用制限につきましては、河川敷地占用許可基準において定められておりますが、具体的には公園、緑地及び広場、一般公衆の用に供する運動場、採草放牧地等に限定されて許可されているようであります。 それから、2点目の1級河川及び2級河川について、河川工事の費用負担について河川法で規定されているということですが、水路それから準用河川、1、2級河川工事の費用負担、国、地方自治体の負担はどうかということでございますが、まず一般的に水路と言われている普通河川は、河川法の適用を受けておりませんので、補助事業の対象とはなりません。ただし、この水路が公共下水道雨水幹線、もしくは都市下水路として位置づけされた場合はそれぞれ補助率2分の1、10分の4で補助を受けることが可能となっております。それから、準用河川につきましては、採択基準というのがございまして、採択基準を満たせば補助率は3分の1補助されることになります。 1、2級河川の補助についてですが、鎌ケ谷市における1級河川は現在大津川がございます。鎌ケ谷市における1級河川大津川、それから大津川の沼南町関根橋までの中小河川改修事業補助で県が現在予定していますこの補助率が2分の1、または10分の5.5という補助率になっております。 中沢川につきましては、現在準用河川に指定をされておりますが、今後グリーンハイツまでの区間は1級河川に昇格する可能性があります。仮に1級河川に指定された場合は種々の補助事業の対象となり得ますが、事業費や流域面積等の条件から判断しますと、いわゆる都市小河川改修補助の可能性があります。そのときの費用負担でございますが、国が3分の1、県が3分の1、市が3分の1と、こういうような負担割合となろうかと思います。 次に3点目の中沢川の1級河川の昇格指定についてどのように努力されたかということでございますけれども、中沢川の1級河川の昇格については準用河川から1級河川に昇格することにより整備の促進が図られると、昭和57年ころから県と協議をしたり、千葉県市長会を通じて要望をいたしてきております。さらに、平成5年度末から大柏川の昇格もあるため市川市と協議をし、真間川改修事務所との協議をしてまいっております。具体的にはどのように努力したかということでございますけれども、まず昭和57年に広域行政で国、県に陳情してまいっております。それから、58年にも同様広域行政の中で国、県に陳情してまいっております。それから、平成2年には市長会を通じて県に要望してきております。それから、平成3年度におきまして市長会において国の方へ要望してきております。それから、平成5年度には市長会を通じてやはり県の方へ要望いたしてきております。その後、本年度になりまして、鎌ケ谷市と市川市で協調いたしまして、真間川改修事務所の方へ協議に参っております。それから、今年度の6月ですけれども、私みずから真間川改修事務所の方に説明と協議を兼ねて伺っているわけでございます。今後なお一層、この1級昇格について努力してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 それから、4点目の河川敷地等で現在利用されているものがあればということでございますけれども、現在鎌ケ谷市域内には真間川水系として中沢川、二和川、根郷川の3河川と、それから手賀沼水系の大津川の四つの準用河川がございます。この4河川の大部分が河川敷のほぼ全幅を河道として使用しておりますので、一部除いた全幅を利用しているということでございます。 それから、このような中にあって河川区域が有効利用されているとしては、現在貯留池も河川区域であるため道野辺第2貯留池が公園として現在利用されているということがございます。 もう一つ、将来河川敷等を有効利用しようとする計画があるかどうかということでございますけれども、有効利用にはいろいろな方法がございます。河道に沿って設ける遊歩道的なものと、貯留池を公園的に利用するものとが一般的に考えられるわけでございます。将来的にはこれらの河道施設整備に当たり用地買収等により広い河川敷が確保される計画のものについては今後有効利用が可能なのかを検討いたしまして、今後進めてまいりたいとこう思います。 それから、次に車社会にあって安全に散策する遊歩道が必要であるということで、私も全く同感でございます。中沢川に沿って遊歩道をつくるべきであると考えるかどうかということでございますが、最近はかなりの車社会であり、安全に散策することが少ない状況でございます。このような中で河川区域を利用して遊歩道を設置することは有効な手段であるというふうに思います。しかしながら、現在の中沢川の護岸形状は深さ約2メーターの鋼矢板による直立護岸でありますので、このわきを遊歩道的に利用することは、安全性といった面から見ると現状では非常に難しいではないかというふうに考えております。将来的には先ほど申し上げましたとおり中沢川の1級河川昇格の話もあるため、広い河川区域の確保が期待されるところでありますので、この用地を有効利用することが考えられますので、検討してまいりたいと存じます。 それから、中沢川の改修計画でございますが、まず1点目の現在までの改修状況でございますけれども、市川市との行政境からグリーンハイツまでの間1,105メーターについては昭和50年度より幅員10メーターとする用地買収を開始してございます。昭和54年度から鋼矢板による護岸整備を開始し、平成5年度末で下流より根郷川の合流点までの約640メーターの整備が完了いたしております。 今後の改修計画でございますけれども、短期的には現在整備済みの箇所よりグリーンハイツまでの間は素掘りにて対応したいと考えております。長期的には市川市と協調いたしまして、グリーンハイツまでを1級河川昇格してもらい、その後、下流の市川市の整備状況を勘案しつつ、国、県の補助金等の活用を図り、整備してまいりたいと考えております。 それから、遊水池はどうなっているかということで、中沢川の上流のいわゆる貯留池計画だと思います。現在道野辺第1、第2の二つの貯留池が位置づけされております。道野辺第1貯留池については昭和57年度に完成されております。第2貯留池については容量が4万7,300トンの貯留池を計画すべく用地取得に着手し、現在約6,000平米、率にして23%の用地確保をしてきている状況でございます。この整備につきましては、東武鎌ケ谷駅東口区画整理事業の進捗もあり、約5,000立米の暫定貯留池を建設したいと考えております。 次に、中沢川沿いの用地取得について申し上げます。 まずこの用地の取得の目的は何かということでございますけれども、中沢川の用地取得は現在10メーターにて実施してきております。この幅員10メーターについては河道幅6メーター、両岸の管理用地4メーター、いわゆる右岸3メーター、左岸1メーターの計10メーターとなっております。まず、河道幅6メーターについては、下流の1級河川、大柏川で実施された災害関連及び県単各事業の断面が流下能力毎分15トンと、そうしますと幅員6メーターであったことから市川市の準用河川大柏川にあわせまして整備し、当市としてそれに合わせた形で同規模で整備するために10メーターで用地取得を実施したわけでございます。 また、いわゆる管理通路についてのことでございますが、河川管理施設等構造令により川幅が5メーター以上10メーター未満の場合は片岸3メーター以上、対岸を1メーター以上とすることとなっているため、この基準により左岸1メーター、右岸3メーターの計4メーターとしたものでございます。河道幅員が6メーター、こういった前提のもとに用地買収を進めてきたわけでございます。 用地の取得につきましては、用地取得予定面積でございますが、3,490.17平米でございます。現在取得済み面積は3,429.48平米となっております。率でいきますと98.26%です。それから、ちなみに未買収地は1筆ございまして、60.69平米となっております。 以上です。 ○議長(野山慶蔵君) 発言を許します。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 8番、月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) 丁寧なご答弁をいただきましてありがとうございました。 河川敷の利用制限につきましては、ただいまのご答弁によって具体的に公園、緑地及び広場、一般公衆の用に供する運動場等には許可されるということでございます。そうしますと、遊歩道をつくることは法的に可能であると。しかしながら、鎌ケ谷市内の河川にはほとんど河川敷がない、唯一河川管理施設構造令ですか、これによって中沢川沿いにはその取得した用地があるわけで、これが唯一河川敷ではないかと、あるいは河川敷に準ずるものではないかと受けとめるわけでございます。 そこでお尋ねいたしますけれども、河川管理施設構造令というのは、鎌ケ谷市では中沢川だけに適用されるものであって、大津川あるいはその他の河川には適用されるのかされないのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 土木部長。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) ご答弁申し上げます。 大津川は昔から現況河川幅で整備してきてございます。今後いわゆる手賀沼の方の下流の計画が定まった暁には、補助事業等による整備をすることになるが、この際にはやはり河川の管理施設構造令を適用することとなると思います。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) 中沢川、二和川、根郷川、この大津川、実際には河川敷を含めた全幅員が河道なのだという先ほどの答弁であったわけですけれども、そういたしますと現在は河川に管理道路、もしくは管理するために必要な用地というものは、そうした敷地が管理上必要であるはずだが、その敷地がないということになりますけれども、そのとおりでしょうか。 また、そうだといたしましたならば、河川管理者は河川管理が十分にできなくて困るのではないかと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 土木部長。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) ご答弁申し上げます。 確かに現在幅員全部を、要するに河道幅員全部取っているわけでございますので、河川管理通路としてはほかにはございません。そういった現状ですので、確かに管理上やっぱり不都合がございます。そこで、今後用地買収等による整備を行うに当たりましては、管理用地の確保については十分配慮した形の買収をしていかなければならないというふうに考えております。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) まさにそうだろうと思います。そうしますと、いわゆる河川管理施設構造令、これを全河川に適用して管理者が管理できるように用地を買収していただいて、これは拡幅していただかないと、河川の管理は実質的にできないということになると思いますので、ぜひその点については今後取り組んでいっていただきたいと思います。 さて、平成3年9月の定例会におきまして大野幸一議員が一般質問で、大津川流域整備等大津川の両岸を拡幅し、植樹を行い、花壇もつくり、老若男女が憩うことのできる遊歩道をつくる計画を提案されました。これを聞いておりまして、実にファンタジックな気分にさせられた記憶がございますが、この遊歩道等のことに関しまして、当市の土木部長のやりとりをご披露申し上げますと、土木部長は、ぼんやりですけれども構想はあるのですが、位置づけに時間を要すると。この答弁に対して、ぼんやりではなく、透き通って、なるべくはっきり見えるように努力せよと、このように要望されております。この遊歩道等の構想がある程度できた段階では、調査費等の問題も位置づけしていかざるを得ないと判断していると、こういうぐあいにおっしゃっておるわけですけれども、この中沢川についての遊歩道のことに私はあれしておるわけですが、市内のそういったところに検討された、そうすると全体として検討もされたものと思われますが、そこでお尋ねいたしますけれども、こうした位置づけについてはその後どうなったか、それをお聞かせいただきたいと思います。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。土木部長。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 平成3年の9月定例議会において大野幸一議員が一般質問した件の大津川の関係でございますけれども、まず月野議員、いわゆる鎌ケ谷市の場合、いわゆる真間川水系だと二和川、それから根郷川、それへ合流いたしまして中沢川と、こういった形になります。それから、手賀沼水系でございますけれども、これがいわゆる下流は、下流というか、いわゆる上流は大津川でございますけれども、その河川整備に当たってはいわゆる、これは申し上げるまでもないのですが、下流の計画あるいは整備状況、鎌ケ谷市は最上流でございますので、そういったことを踏まえた中でのいわゆる整備計画なり、整備を推進するということが一番もとになるのではなかろうかと。いわゆる平成3年の9月定例会におきましての遊歩道等の構想云々という話がございましたが、その後、私の方もいわゆる準用河川、今4河川ございますけれども、そういった全体の中でもこの大津川につきましては、現在県への要望を続けてきました。そのかいがございまして、県の方で鎌ケ谷市の市域内の大津川部分を含め将来計画を策定中であるとの話を聞き出しました。したがいまして、この計画が明確になりますと、鎌ケ谷市といたしましても先ほど申し上げましたとおり整備計画が明確に立てられますので、この際にはいわゆる先ほどから月野議員要望されている遊歩道等も含めた中で検討に入れるのではないかというふうに思っています。そのようにまた努力してまいりたいというふうに考えます。 以上です。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) ぜひ、これは何としても河川を整備する上でも、この河川沿いの拡張はこれは必要条件だというふうになりますので、この市内のそうしたものに対しては、現在河川沿いというのは大部分がまだ調整池でございますから、そうすると今のうちにできるだけ十分な用地の確保をしていただいて、そうして河川管理上も、あるいはそうした河川沿いの有効利用、こういった面からもぜひともこれについてはもっとスピードアップして取り組んでいただきたいと思います。これは要望にとどめますが。 さて、この中沢川というのは、真間川の上流になっておりまして、やはりほかの河川とは多少違う特殊性があるのではないかと思いますけれども、その辺はいかがですか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 土木部長。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) ご答弁申し上げます。 中沢川は真間川の上流ということで、特殊性があるのではないかということでございます。確かに鎌ケ谷市管理、準用河川中沢川の下流河川である1級河川真間川につきましては、ご指摘のとおり建設省指定の総合治水対策河川となっております。昭和58年の4月に真間川流域総合治水対策協議会にて、真間川流域整備計画が策定されてきております。その計画によると、鎌ケ谷市は全域が保水地域に位置づけされております。その保水地域保全対策として流出抑制対策を実施し、確保すべき対策量が定められております。これは鎌ケ谷市の対策量として4万4,000トン、これが他の河川にないことなので、特種性があるのではないかというふうに考えられます。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) そうした真間川流域総合治水対策、こうしたものがあるといたしましたならば、やはり道野辺第2貯留池の設置も急がないと河川の改修も十分対応できないと、そういったものあろうかと思います。ぜひともこれはいま一歩も二歩も前進するように努力をしていただきたいと思います。 それで、この特種性があるということは、やはりそれに伴って補助事業ということにもなろうかと思いますけれども、この特殊性による特典とはこの中沢川についてはどういったことがございますか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 土木部長。 ◎土木部長(江波戸俊夫君) 特殊性の補助事業ということでございますが、これは総合治水対策河川流域においては、私ども議員ご承知のとおり流域浸透貯留事業が採択されておりますので、例えば今まで学校等のグラウンドを利用してのグラウンド貯留がございます。これは国庫補助事業でございますが、現在まで施行してきております。また、1級河川指定を同時に都市小河川改修事業、いわゆる国庫補助事業の補助採択が比較的容易になりますので、以上のことからやっぱり特典があるのではなかろうかというふうに考えます。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) そうしますと、1回目に質問いたしました、いわゆる1級河川昇格についてご答弁をいただきまして、今まで努力をされてきたということも伺っておるわけですが、そうしたことからしますと、河川改修をするにはどうしても多額な費用を伴う、そうすると鎌ケ谷市の財政状況を考えますと、なかなか大変な問題であると。そういうことからいたしますと、何としてもこれを1級河川に昇格させ、その補助事業化することによって、この河川の改修を早めるということもあわせ考え得るわけでございますけれども、一体この中沢川の今取り組んでおられる1級河川への指定昇格、これについての努力はわかりましたが、今後見通しとしてはどういう見通しを持っておられるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 補足を加えながら市長会等でも要望しておりますので、お答え申し上げたいと思いますけれども、もうご存じのように河川そのものは下流の整備が終わらないと上流はこれは指一本触れてはならぬというのが国、県の指導でございます。それはどういうことかと言いますと、都市化の中では当然都市河川の氾濫というものがそれぞれ問題になっていまして、ご指摘あったように真間川というのは、これはもうご存じのようにいまだに改修をいたしても、船橋市、鎌ケ谷市、松戸市の水が一遍に集まりますので、ご存じのように雨が降りますと市川市の方に迷惑をかけているという形がございまして、今までは市川市の上流部というと鎌ケ谷市との市境になるのですけれども、そこが1級河川の指定というものを、市川市は指定に持っていかないということを言っていたわけでございます。なぜかと言いますと、ぶつ切りの1級河川指定というのはあり得ませんで、下流からずっと追ってきて、これはもうつながっていくわけでして、ここへ来てやっと市川市の方も真間川の改修がある程度の目途がついてまいりましたから、自分の市域の残っている河川を1級河川にしていっていいよという協議が整いましたので、その上流の中沢川の1級河川というものが具体的に方向性が見えてきたという形になってきているわけでございます。 ただ、この真間川の改修そのものもこれは抜本的にはバイパスをつくっていかざるを得ないだろうという形がございます。ですから、ある意味では暫定の改修というのが今上流に向かってきているわけですけれども、それに伴って私どももやはり中沢川の昇格と河川改修というものを、先ほど言ったように1級河川の指定になれば、これは堂々と国の方の指定を受けて改修をできるという形になりますので、この辺の見通しは市川市の方が非常に協議の中で前向きに考えていただいておりますから、恐らくここ2年ぐらいで市川市の方の指定というのがとられてまいりますと、その次に中沢の方の指定という形できちっとした調査なり計画というものが出してもらえるのではないかなというふうに考えているところでございます。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) 確かに国にも関係することで、時間も要するかもしれませんが、ただ今までの改修状況の、先ほどのご答弁によりますと、根郷川の合流点までの640メーター、これは整備済みであると、そうするとあと残りは四百何メーターになりますか。その部分は素掘りで対応したいということでございますけれども、今まで市川大柏川からずっと続けて鎌ケ谷市の部分も改修はしてきてあるわけですが、あと残りわずかになって、それは素掘りだけだというあれはどういうことか、その辺をお聞かせください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) これは原則的には下流は終わっていませんから、上流は実際問題としては、整備をしてはいけないというふうな形になっているわけです。ですけれども、私どもとしては、例えば今までの延長640メーターも片側をやって、ある程度、鎌ケ谷市内の氾濫を防ぐような形で徐々にやっていったということで、逆に言いますと、素掘りがある程度やれる、下流に相当迷惑をかけないでやれる最高の一つの工事の手法というのが、素掘りでしかないということで、この辺は非常に市川市等の関係を考えた場合には、やはり先ほどご指摘あったように、貯留池をどんと上にきちんとつくって、抑制対策すれば、きちっとした改修ですか、ある程度、もう少し手法的にも素掘りではなく、護岸等をきちっと整備できるような改修という形のある意味では許可をもらえるのではないかなと思いますけれども、今現状の段階ですと素掘りが一番工事としてやれる手法だというふうな形でございます。 ◆8番(月野隆明君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 月野隆明君。 ◆8番(月野隆明君) あまり時間もないようでございますから結びに入りたいと思いますけれども、要するに河川等の改修はこの中沢川についてまず申し上げますと、今回いわゆる1級河川指定の昇格についての努力をしている。これは1級河川にあれしますと、現在の河川の幅員も、もちろん先ほどの答弁によりますと広くなると、当然その管理道路あるいはそうしたものも現在よりは広く敷地を要する、そうするといずれにしてもそうした用地を買収していかなければならないことになると。だから現在、これはほかの河川でも同じことが言えるのではないかと思うわけでございますし、調整池の現在、そうした用地をできるだけ積極的に購入していただいて、先ほども申し上げました高齢化社会になった場合に、遊歩道として、いわゆる車道ではなくて、そうした道路として河川沿いを活用していくということに重点を置いていっていただきたいというふうに思うわけです。そういたしますと、河川改修と同時に、またいわゆる有効利用が伴うわけでございますので、ぜひともそうした方向でご検討いただき、一つの位置づけを、先ほどの答弁ではまだいま少しその位置づけができていない、検討する検討するでは、これは全く前進いたしませんので、これについてはやはり早目に、もっと積極的に位置づけをして、そして今後の計画をきちっとしていっていただきたいというふうに思います。 以上、要望いたしまして私の質問を終わります。 ○議長(野山慶蔵君) 以上で8番、月野隆明君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午後 零時11分  休 憩           午後 1時01分  再 開 ○議長(野山慶蔵君) 再開します。 △会議録署名議員の追加指名
    ○議長(野山慶蔵君) 会議録署名議員を追加指名します。 会議規則第79条の規定により1番、岩波初美君を指名します。 △一般質問続行 ○議長(野山慶蔵君) 次に、13番、池ヶ谷富士夫君に発言を許します。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。          〔13番 池ヶ谷富士夫君登壇〕(拍手) ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 平成6年6月定例議会に当たり13番、池ヶ谷富士夫、通告に基づきまして一般質問させていただきます。担当部局におかれましては明快なるご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。 それでは、通告の第1点目、減税に伴う住民税の減収への対応と資金計画及び事業執行についてでありますが、低迷する景気回復のねらいから国は消費刺激のための所得税、住民税の減税を柱とする過去最大の減税を行いました。今回の減税の特徴は平成6年度限りの時限措置で、納税額の2割を一律カットする定率減税であります。高額所得者ほど減税額が大きくなるため、所得税で200万円、住民税で20万円を上限としているのも特徴であります。所得税は夏のボーナスにあわせて1月から6月に納めた税金分をまとめて還付し、7月から12月分は年末調整で還付するそうです。また、住民税は6月、7月分を徴収せず、残りの減税分を8月から来年の5月までに均等に割り振られるそうで、我々庶民には少額とはいえ減税はありがたいものであります。こうした減税はいつまでも続けていただきたいものであります。それはそれといたしまして、こうした減税に伴う住民税の税収減は当市の財政に少なからず影響を与えていくものと推察するわけであります。 そこでお尋ねいたしますが、今回の減税20%に伴う住民税の税収減はどのぐらいの額になるかまずお聞かせください。 次に、2点目の財政調整基金の確保についてでありますが、この財政調整基金は地方公共団体における年度内の財源の不均衡を調整するための基金で、地方自治法に基づき積み立てられるものであります。年度内の財源のバランス調整はもとより、年度中における緊急時への対応、そして財政の安定などを目的とする必要不可欠な基金であることは言うまでもありません。また、平成5年、6年度の予算編成では、財政調整基金の取り崩しでそれぞれ対前年度比、当初予算のマイナスを最小限に抑えるなど、極めて重要な財源であったと思います。この基金は多くあることにこしたことはありませんが、現在の当市の財政事情からは余り期待することはできません。 そこでお尋ねいたしますが、現在のこの財政調整基金の残高が約3億円程度と聞き及んでおりますが、今後の財政の安定、そして来年度以降の予算編成をも見詰めたとき、この3億円足らずの積み立てでいいのかと思いますが、その辺の見解をお聞かせください。 次に、3点目の委託料の見直しについてでありますが、当市における委託は電算委託から施設機器管理委託、施設運営委託、調査研修委託、健康診断委託、扶助的な委託、建設事業に伴う委託、そしてごみ、し尿による委託と多くの事業、業務を委託しており、この委託の金額も平成5年度が約24億円、平成6年度が約22億円となっており、一般会計に占める割合は5年度が11.7%、6年度が10.8%となっております。この数字が高いか低いかは別にしても、財政事情の厳しい当市にとっては見逃せない数字であります。こうした厳しい状況の中、6年度の当初予算では前年度当初比9.8%の減、額にして2億4,000万円ほどの減額に努めたことに対しては、一応は評価するものであります。しかし、一部見方を変えてみると、委託料は物件費に含まれており、物件費のポイントで見ると他市に比べ比較的多いと言われておりますが、これも見逃せないところであると思います。 以上のようなことを踏まえてお尋ねいたしますが、この委託料の見直しについては先般3月議会において担当部局より見直ししていくとのことを言われていたそうでありますが、年度初めに発注する年間契約の委託について、平成5年度の実績と比較して6年度の契約状況はどうであったか、まずお聞かせください。 次に、4点目の組織機構についてでありますが、4月1日より新たな組織改正がなされ、スタートして2カ月余になりますが、今回のこの改革は一般社会のリストラに順応しての改革ではなかったかと思います。このリストラの意とするところは再構築であり、人員削減や組織の見直しなどの働きを言うものであり、さらには非採算事業からの撤退や成長分野への進出という事業内容の再編であるとのことでありますが、これらをストレートに行政に順応させることは無理とは思いますが、現在の社会全体がこうした動きをしていることは行政として見逃してはならないかと思います。 以上のことを踏まえて順次お尋ねいたします。 ①として、今回新たな機構改革をされましたが、その目的とは一体何であったのかまずお聞かせください。 ②として、今回の組織が見直された中で新たに部主幹という役職が設置されたわけでありますが、一体この部主幹という役職はどういった立場、役割を言うのかお聞かせください。 ③として、生涯学習部についてでありますが、教育委員会では平成3年6月より5年度末まで社会教育を担当する生涯学習部と学校教育を担当する教育総務部の2部制であったものが、今回の改革で1部制の生涯学習部としてスタートをされたわけでありますが、この2部制から1部制にされた目的は何であったかお聞かせください。 ④として、機構改革への住民に対しての周知でありますが、この組織改正の内容が市民に知らされたのは4月15日の広報でありました。本来市の組織というものは、住民との関係が一体でなければならないと思っております。なぜ4月1日の広報で知らせることができなかったのか、周知期間を設けることはできなかったのかお聞かせ願いまして、第1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(野山慶蔵君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。          〔総務部長 小鹿原 直登壇〕 ◎総務部長(小鹿原直君) 池ヶ谷議員のご質問にご答弁申し上げます。 まず1点目でございますけれども、所得税減税に伴います住民税の減税に関します、いわゆる市税の税収減のお尋ねでございますけれども、この住民税の減税、先ほどご質問ございましたとおり市民税につきましては特別徴収についてはこの6月、7月、それから普通徴収におきまして1期分で減税となるというようなことでございますけれども、その金額はおおよそ約10億円というような数字で見積もっておるところでございます。 それから、次に財政調整基金でございますけれども、これもお尋ねがございましたとおり6年度の予算編成を行いまして、6年度で繰入金といたしまして、5年度末で約10億円ございました財政調整基金のうちから7億5,000万円を取り崩して、6年度の予算に組み入れたわけでございます。このまま推移いたしますと、この6年度、本年度の末では約3億6,000万円程度の残になるというようなことでございます。 これでもっていいのかというようなご見解をお尋ねでございますけれども、このような数字でございますとやはり7年、8年、後年度の予算編成ということを考えたときに、額としては低過ぎるというような考え方を持っております。したがいまして、これを年度内に修復をしてまいりたいというようなことを現在考えておるわけでございます。これを修復いたしますにはそれなりの財源が必要になるわけでございますけれども、これらに充てます財源といたしましては、平成5年度から6年度にここで決算があるわけでございますけれども、前年度会計におきます繰越剰余金というようなもの、それから年度内に発生いたしますであろう財源的な地方税あるいは交付税というようなもののもし増額があれば、それらのものも留保していきたいというようなことで、大きな数字は望めませんけれども、大体5年度末にございました10億円程度のところまで回復してまいりたいというようなことを考えておるところでございます。 ですけれども、先ほど申し上げましたように歳入の財源だけを当てにしておりましても、非常に難しいわけでございますので、あとでお尋ねがございますように、このような経済状況の中におきましては、あらゆる面で経費の節減策等を講じまして、それらのものの財源としての確保もあわせて行ってまいりたいというように考えておるところでございます。 それから、委託料の関係でお尋ねがあったわけでございますけれども、5年度と比較しまして6年度でございます。この委託費の内容といたしましては、年度当初に契約が終了するものもございますし、それから年度中途におきまして徐々に執行してまいるというようなものもあるわけでございまして、まだ年度が開始されまして2カ月程度しかたっておりませんので、数字の変化というものがこれから予想できるところでございますけれども、6年度予算とそれから5年度予算と対比いたしまして、予算的には5年度よりも約850万円程度減じてきておるところでございます。と申しますのは、5年度、6年度対比の増減で515万9,000円ですか、515万9,000円が減じているところでございます。これのパーセンテージといたしましては3.1%というような数字で5年度対比でございます。ただ、これにつきましては6年度から発生いたしました新規の委託分は含まれておりませんので、その辺はご承知おきいただきたいと思います。 それから、次に組織の関係のご質問があったわけでございますけれども、まずこの組織機構をいじりました目的でございますけれども、バブルが崩壊後、民間企業におきましては企業の再構築、いわゆるリストラクチャリングを行っておりまして、これによりまして企業の生き残りを図っているところでございます。私ども公共団体におきましても今年度から、先ほどお話申し上げましたとおり地方税の減収という形で、このバブル崩壊後の本格的な影響を受けてきておるところでございます。こういうような状況の中で、市の主要な財源といたしまして税に財源を求めているところであるわけでございますけれども、民間企業の経営努力というようなものと、それから市の行政運営というようなものが乖離したというような形であってはならないわけでございますので、やはり行政体といたしましてはみずからの組織を点検して、その辺の再構築を図るというようなことをしてまいりませんと、住民の皆様方のご理解を到底得るわけにはいかないというふうに判断をしているところでございます。 もちろん民間企業のリストラのあり方がそのまま我々の方に当てはまるというようなことではもちろんないわけでございますけれども、時期的には完全週休2日制の実施であるとか、あるいは新たな施設の開設、それから市の各組織が抱えております諸問題を解決するためには、やはり人員の増強というようなものは必要であるというような内部の事情はあるわけでございますけれども、先ほど申しましたように、現在の経済、社会情勢のもとにおきましては、そのようなことは不可能でございますので、このような状況を打開するために組織を再点検をいたしまして、軽量化を図るというようなことで、新たに見込まれる行政需要に対しましての執行体制の確立を目指しまして行ってきたというようなところでございます。 そういうようなことで、基本的には各組織下におきます業務の類似性というようなものをつかみ上げまして、それを見直しをしてまいったというところでございます。組織といいますものは、細分化いたしますとそれぞれの細分化された組織においては専門化をしていくので、非常に業務としては詳しくなっていくわけでございますけれども、そこには一つのセクショナリズム的なやはり意識というようなものが出てまいりますし、組織の硬直化というようなことが出てまいるわけでございます。そういうようなことで、ある程度のかたまりが大きくなれば、その中でのひとつの柔軟性というようなものも図られるわけでございますので、そういうような形を目指しまして、今回の組織の手直しというようなことを行ってまいってきたところでございます。 それから部主幹につきまして、それから生涯学習の関係につきましては他の所管の方からご答弁申し上げますが、この4月1日に行われました組織の改革等につきましての市民へのお知らせ、ご質問にございましたとおり確かに4月の15日号の広報にてお知らせをしたところでございますが、4月の1日から組織が変わったものを4月1日付の広報になぜ載せられないのかというようなご指摘でございます。正直申し上げまして、私どもの方がその辺に少なからず配慮が欠けていたということは反省をいたしておるところでございますけれども、ただ4月1日号の広報に登載するというようなことになりますと、その広報への記事の入稿の関係、それから組織をいじりますとどういたしましても庁舎内のそれぞれの組織のレイアウト、場所決めの形があるわけでございます。そういうようなこともございまして、物理的に4月1日の広報には間に合わなかったというのが内容でございます。 しかしながら、やり方といたしましては、広報というようなことではなく、例えば施設にかわった旨の掲示等を行って周知することも、今にして思えば可能であったということが考えられるわけでございますので、その辺につきましては十分反省をし、今後も指導してまいりたいと思いますので、よろしくご了解いただきたいと思います。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。          〔市長公室長 菅原正已君登壇〕 ◎市長公室長(菅原正已君) 私の方からは、組織機構の2番目の関係をご答弁申し上げます。 ご質問は部主幹の役割についてというご質問でございますが、この役割につきましては、鎌ケ谷市行政組織規則の第8条の関係をもちまして、次第9条でこの職務が規定されております。これをちょっと読んでみますと、部に配置された主幹は上司の命を受けて部内の重要事項の企画調整及び進行管理を行うのだということの役割でございます。 以上でございます。 ◎生涯学習部長(萩原正二君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 生涯学習部長。          〔生涯学習部長 萩原正二君登壇〕 ◎生涯学習部長(萩原正二君) 池ヶ谷議員の組織機構の質問の中、3点目になろうかと思いますが、生涯学習部につきまして2部制から1部制に移行した経緯といいますか、考え方も含めてというお尋ねだと思います。 まず最初に生涯学習につきまして、若干経緯を手短に申し上げたいと思います。話はかなりさかのぼるのですが、生涯学習につきましては1960年代にユネスコ、OECD、経済協力開発機構と言いますが、こういった国際機関でまず提唱されたというふうに記憶をいたしておるわけでございます。その後の経緯につきましてもいろいろあるわけでございますけれども、時間の関係からその辺は省略させていただきます。我が国におきましては昭和56年中教審で自己の充実や生活向上のためみずから行う学習を生涯学習というふうに定義づけました。これを受けまして若干の関係法の整備が行われたところでございます。その後、都道府県に対しましては、推進体制の整備が提起されました。また、市町村に対しましては第3次臨教審の中で地域の特性を生かした生涯学習社会の構築を強調しております。 さて我が市でございますけれども、今申し上げたようなことと社会的背景を踏まえまして、早速組織改正に踏み切ったわけでございます。それは平成3年6月の教育委員会事務局の2部制でございました。これは生涯学習に対する明確な意思表示であり、教育委員会全体の執行体制の整備であったわけでございます。そしてさらに、これを発展させる意味で生涯学習を視点とした学校教育、社会教育、社会体育を統合、一元化を図り1部制にいたしたわけでございます。そして、ご存じのとおり推進力のかなめといたしまして、生涯学習推進センターが同時にスタートしたということでございます。したがいまして、以前の2部制のときの生涯学習部は狭い意味の狭義であり、このたび新しい1部制のもとでは広義にとらえ、部門間の調整など幅広い認識に立つ必要が一段と強くなったということで、以前とはこの辺に違いがあろうかというふうに思っておる次第でございます。 以上でございます。 ○議長(野山慶蔵君) 発言を許します。 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) では初めに、住民税の減税についてちょっと質問しますけれども、税収減は10億円だという、そういったご答弁でしたけれども、その減収に伴っての資金計画及び事業に対しての影響はどの程度あるのか、それをお聞かせ願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 市民税の減税に伴います資金計画の影響でございますけれども、先ほどちょっとご答弁申し上げましたけれども、特別徴収については6月、7月、それから普通徴収につきましては1期分で減税というようなことでございます。そういうようなことでございますので、いわゆる年度の上半期で約10億円にわたります歳入が入ってこなくなるわけでございますので、当然これは資金計画に影響が出てくるというようなことは必至でございます。また、事業に対します影響でございますけれども、その辺との絡みになりますと、この資金計画の影響に対します対応策というようなものをここでもって申し上げなければならないわけでございますけれども、この資金計画に対します対応策といたしましては、この減税額に見合った分の減収分については国の方で減税補てん債というような、いわゆる地方債を発行することの許可を受けることができますので、これによりまして減収分を補っていくというような方策を用いてまいりたいというように考えておるわけでございます。 ただし、この減税補てん債につきましては、その減収分を一括して地方債で補てんしてくれるというようなことではございませんで、まず7月ころをめどに約2分の1程度の補てん債の発行ができるというようなことになります。それであとの残りの分につきましてはやはり年度内におきます税の調定あるいはその収納というような形で額が固まってまいります関係もございますので、残りにつきましては明年度普通の地方債と同じように3月以降に発行されるというような形になろうかと思います。詳しい通達はまだ来ておりませんけれども、大体おおむねそういうような形になろうかと思います。そういたしますと、これにつきましてはその半分の、例えば12億円といたしますと、その5億円程度の減収補てん債を仮に7月程度に発行したとしたときに、あと年度末までにそれで維持ができるかどうかというようなことになるわけでございます。それにつきましてはあとは現在持っております基金の振りかえ運用、あるいは予算議決をいただいております一時借入金の運用というようなことで、次にご質問がございました事業に対する影響が出ないように処置をしてまいるというような考え方でございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 減収の対応としては地方債と一時借入、そういうような答弁でありましたけれども、これはいずれにしても借金をすることになるわけなので、そうした場合に、そうでなくてもうちの市というのは余りお金がないというか、お金がない市でありますので、借りるということはそれだけ利息がかかるわけでありますから、そういった意味では一時借り入れとその地方債の利息分というのはどのくらい違うのかというか、どのようになっているのかと、その辺のことをちょっとお聞かせください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 減税の補てん債につきましては、これは恐らく政府資金になろうかと思いますけれども、これにつきましての元利の償還については交付税処置をされるというようなことでございますので、この辺につきましては自主的に市の方への負担というようなものはないわけでございますが、利率につきましては現在の政府債の方と同じような形になりますので、公的資金でございます4.3%ぐらいであろうと、それから一時借入金を運用いたしますと、この利息につきましてはこれは市が民間資金を借りて一時不足金を補うわけでございますので、この利息につきましては当然交付税等の処置はございませんけれども、民間利率の方はこれは短期でございますので、利率といたしましては3.5%ぐらいで借り入れが可能であろうというように考えております。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) そういったことで住民税の減収に対しては、10億円の対応策としては一時借り入れ、また補てん債が地方債ということなのですけれども、それではそれを予算化するというのはいつごろ、要するに補正すると思うのですけれども、それいつごろになりますか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 金額的にはやはり高額な借り入れというようなことでございます。当然地方債を起こすわけでございますので、所要の手続、議会の議決等も得なければならないということはもちろんでございますが、ただきょう現在におきましてまだはっきりした指示が、文章的に国、県の方を通じましての連絡がないわけでございます。したがいまして、今期6月定例議会開会中でございますけれども、私どもを初め各地方公共団体すべてまだその辺の処置はとっておらないし、またとれないというような段階にあるわけでございます。しかしながら、先ほど4月ぐらいというようなことを申し上げましたけれども、そのような形で地方債を起こすというような形になれば、それなりの処置、手続は行ってまいりたいというふうに考えております。 ただ具体的に7月に借りなければならないというような別に決めがあるわけではございませんで、現在のところの6年度の予算執行、資金計画状態を見ますと、大体鎌ケ谷市の方で資金がショートし始めるのは秋口に近くなってからであろうというようなこともございますので、その辺の時期的なものを見計らいながら処置をしてまいりたいというように思っております。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) それでは、9月補正ということで理解していいですか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 9月補正で処置できるということが一番理想的でございますけれども、あと資金計画あるいは資金の需要の関係からいたしますと、9月の前までの間に処置しなければならないこともあり得るかもしれません。その辺はちょっと大変不透明で申しわけございませんけれども、そういうこともあり得るということでお含みおき願いたいと思います。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) それでは、次に財政調整基金の方に移りますけれども、財源は繰越金、また地方税、交付税ということで、額にして10億円程度見込んでおるということですけれども、実際この10億円が目標だと思うのですけれども、この財政調整基金はできれば予算の1割程度が理想でありまして、過去にも二十数億円という財調を積んだことがあります。そういったことで、実際今の市の財政状況を見て果たして10億円というのが確保できるのか、非常に難しいと思うのですけれども、何を根拠でもって10億円と言ったのか、それをお答えください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) ただいまご質問ございましたとおり、あくまでも10億円というのは一つの目標値でございますし、これの数字が先ほどお話出ましたように二十数億円あった時代もあるわけでございますので、この数値が大きければ大きいほど私どもの方の財政運営というものがそれだけ楽になるわけでございますが、一つのやはり私の方の持っております目標値として今年度末における10億円程度のものも7年度の予算編成に当たりましては、やはり用意しておかなければならないであろうということからのその数字でございます。 その辺の実現性の問題でございますけれども、その辺は先ほど申しました財源のほかにとにかく届くか届かないかは別といたしまして、極力その財源の留保に努めてまいりませんと、後年度のやはり予算、あるいは事業執行というものに影響してまいりますので、その辺につきましては全庁挙げて財源の確保を、冗費の節減ということについては努力してまいらざるを得ないというようなことでございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 財政調整基金に関してはよろしくお願いいたします。 次に委託料の見直しですけれども、これは額にして515万9,000円ですか、それを節減できたというか、そういったことですけれども、、見直しできたということですけれども、ではどういった委託がそういうふうになったのか、もうちょっと具体的にお答え願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 先ほどご答弁申し上げましたところで、私ちょっと数字の方であやふやなような発言をしてしまいましたけれども、改めて申し上げさせていただきますと、515万9,000円と申し上げました数字は、5年度とそれから6年度のいわゆる既に契約を終わっておりますものの対比のいわゆる節減額でございます。それから、852万円とちょっと申し上げたこともありますけれども、これにつきましては5年度のいわゆる予算と、それから6年度の予算との間に起こりましたいわゆる額が約850万円でございます。これに伴いますいわゆる委託料の関係は、現在において6年度の委託が終了した部分でございまして、これの金額といたしましては約16億円でございます。したがいまして、全体的には約二十数億円の委託料を持っておるわけでございますので、これから、先ほどちょっと申しましたように年度間の中でこの委託の履行が行われてくるわけでございますので、そういうような数字がこれから発生してきますから、それらのものを含めますともっとこれはふえてまいりますけれども、現在5月、6月において確定している契約の中においてのいわゆる節減額がこの数字であると。それで、今お話ししておりますその母体となるべき契約の中身と申し上げますのは、いわゆる施設の管理関係の委託、これは清掃委託であるとか、あるいは暖冷房、空調、それから衛生設備、それとあと保安関係の委託、そういうようなものの中での先ほど申しました500万円であり、800万円でありというような数字でございますのでご理解いただきたいと思います。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) その委託、要するに清掃とかそういった委託を具体的に節減されましたけれども、何をもって節減されたのかと、どういった内容で節減されたのか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) お答え申し上げます。 その前に、先ほど私はちょっと16億円と申しましたが、ちょっと桁が違っておりまして、1億6,000万円でございますので、大変申しわけございません。1億6,000万円のうちの500万円なり800万円なりということでございます。ご訂正いただきたいと思います。 それと、何をもって節減されたかというようなことでございますけれども、これは委託の内容でございます。例えば清掃関係につきましては、毎月やっていたものを例えば二月に一遍であるとか、それから年間4回やったものを3回に減ずるとか、そういうようなものです。そういうような形を中心として、それぞれ先ほど申しました委託については全部それぞれの施設を管理しておりますセクションの方にリストを出しまして、そこでもって全部出していただきまして、それで多過ぎるところ等については、全体的にその調整をかけていったというようなことでございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) それでは、なぜ今までやれなかったのかというようなことは言いたいのですけれども、それはいいにして、この額について、515万円について率直な感想を部長の方からちょっとお聞かせください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 515万円ということが多いか少ないかというようなこともあろうかと思いますけれども、それぞれ主に今申し上げましたこの委託の関係といいますものは、その施設を管理していく、いわゆる施設のメンテナンス関係の委託でございます。それぞれの施設を管理しておりますのは、それぞれ管理をしておりますその組織、セクションがあるわけでございますけれども、そういうようなことでひとつの、何と言うのですか、整合性というのですか、不変的な考え方というものが浸透していなかったところの嫌いも多々あるわけでございます。先ほどそのリストを出してもらったというような形で、要するに全体的に財政の方でもって一括して見させてもらったというようなところから、ここでもって幾らか標準化ができたのかなというようなところでございます。どちらかと申しますと、それぞれその施設をする管理側が今までのやり方というようなものを踏襲してきていたというような嫌いもなきにしもあらずであったというようなことでございますので、今後はやはり全体的な視野に立って、それぞれの施設の管理者の協力を得ながら、この辺に留意をしてまいりたいというように思っております。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) その節減された額、515万円というのはこれからどういうふうに使っていくのか、その辺のこともお答えください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) この辺の財源につきましては、先ほど来お話がございましたとおり、要するに財源の、いわゆる歳入面の確保を図ると同時に歳出の方の抑制を図ったものを含めて、それなりの事業的経費にそれを投入していく、財政調整基金の方へ入れるというようなことも、これは強いて言えばまた基金から繰り入れてその事業費に充当するというようなことになりますので、総じて言えば事業経費に充当していくべきであろうというようなことでございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) この委託料の最後の質問ですけれども、今後の、先ほどもちょっと部長言われましたけれども、今後の委託料の見直しの具体的な方策として何か考えられていることがあるか、その点お答えください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 今までご答弁申し上げましたのは、委託料のやはり一部的なものでございます。先ほどご質問の中で池ヶ谷議員が申されましたとおり、委託事業の中では電算委託、あるいは施設機の管理委託、施設の運営委託、調査研究委託、健康診断委託、扶助的な委託、建設事業に伴う委託、ごみ、し尿関係委託というような非常にその委託の業務が多岐にわたっております。ですから、それぞれにつきまして何を委託すべきが妥当であるのか、いわゆる経費対効果というようなものを見計らいながら、それぞれの業務についてチェックをかけていくべきであろうというようなことでございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) では、次に機構改革の目的についてお伺いしますが、これは確認の意味でもう一度お聞きしますけれども、今回の改革というのは、これは僕も冒頭の質問でお聞きしたのですけれども、一般社会のリストラを準用してやられたということで、そういった理解でよろしいのかどうか。その辺のことをもう一度お願いします。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) そのとおりでよろしいかと思います。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) では、行政のリストラというのは、先ほど再点検とか再構築とか、組織の見直し、執行体制云々とかいろいろご答弁いただきましたけれども、具体的に言うとどういうことなのか、それをお答えください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 民間におきますひとつのリストラといいますものは、いわゆる民間会社といいますものは、例えば物を製造をしておるというようなことで、いわゆるコスト論な形になるわけでございますけれども、私ども自治体の中におきましては物をつくっておるというような形ではないわけでございますけれども、ただ自治体を運営していきます財源といたしましては、税というものを主要な財源としておるわけでございますので、この辺の財源の使い方というようなことがやはり市民にどのような形でもってそれを還元していくかというようなことが我々の役割になってくるのではないのかなというようなことでございます。そういうようなことからいたしますと、お預かりした税を道路であるとか、あるいはいろいろな施設であるとかというようなものにかえて還元をしていくというようなことが一番理想的でございますけれども、それにはやはり施設の運営であるとか、あるいは人件費であるとか、あるいは借金の返済であるとかというような義務的経費を初めとした経常経費の必要性が十分あるわけでございます。ですから、そのものが大きくなればなるほど事業経費に回すべき財源が不足してくるわけでございますので、その辺の相関関係を改善するというようなことがやはり行政体の中におきます組織を含めましたいろいろな面での改善というような形になろうかと思います。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。
    ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 要するに企業のリストラというのは今部長ご答弁いただきましたけれども、要するに利益追及であって、その上に立って人員削減とか執行とか配置転換、退職という、そういうようなことを言われておりますけれども、要するに行政であっては組織の見直しとか、そういうことを言われましたけれども、この人員の削減ということに対しては、できるものではないというようなことを思いますけれども、その辺はどういうふうに考えているのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 確かに自治体におきます人員削減といいますものは、町の公務員制度というようなものもございますし、そういうようなものを通じまして人員の極端な削減を図るというようなことは非常に難しいかと思いますけれども、ただ、先ほど企業のお話が出ておりますけれども、一つの指標といいますものが、人間1人、職員1人がどれだけの作業をして、どれだけの利益を上げたのかというようなことを私どもの仕事では推しはかれないわけでございます。 したがいまして、この人件費の中心となります職員数等につきましてはいろいろな形で各行政体の中で多い少ないというようなことが言われておりますけれども、要は組織のあり方、それから仕事に対します、仕事のいわばやり方ですか、そういうような形によりまして、必要最小限の職員、スタッフでもってこれは執行していくべきが理想であるというようなところでございます。ややもいたしますと、先ほど申しましたように組織が小さくなればなるほど、組織が硬直化して、どちらかというと専門化になると同時に非常に壁がそれぞれ出てまいりますので、そういうようなところを融通性をきかせ、柔軟性を図りながら、やはり行っていくべきではないのかなというようなことでございます。 ですから、極端なちょっと人員削減ということは難しいかと思いますけれども、やはりこれからは人件費の増高というものが経常経費、事務的経費を圧迫しておりますので、その辺については十分意を用いていかなければいけないのかなということでございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) ということは、これちょっと確認なのですけれども、今の職員定数の上限というのは884名で、今現行が特別職4人入れて834名ですけれども、あと50人の定員の幅があるのですけれども、それは今の現行の定数で抑えていくという、そういった理解でよろしいですか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 定数、現在の定数条例の定数はまだ余裕ございますけれども、私どもの方は現在の現員で抑えていく、もっと端的に申し上げますと、今後におきましては不補充、不採用というような形でいかなければならないだろうというような考え方でございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) そこで心配されるということは、要するに組織というのはピラミッドでできていますから、そういったことになりますと、団塊の世代というのが抜けてしまう、将来。そういったことになるとピラミッドがピラミッドでなくなってしまうという、そういう心配があるのですけれども、その辺のことはどういうふうに理解したらいいのか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(小鹿原直君) 確かに組織でございますので、おっしゃるような形には、極端な場合にはなろうかと思いますけれども、ただ、職員の数からして採用する年度、採用しない年度というような形になりますと、そういうような形で不成型になりますが、ただ市の職員の場合におきましては、あくまでも年齢構成の形だけではなくて、いわゆる職階、それから経験年数等によりましての一つのピラミッドの形でございますので、年齢的だけを追いますとそういうことになるかと思いますが、職階制、能力、それから経験年数ということからいたしますと、そう極端には変わってこないし、またその辺はあくまでも修正というのですか、その辺は形を整備するような方策もなきにしもあらずというようなところでございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) わかりました。 では、次に部の主幹の役割についてお聞きいたしますけれども、この部の主幹というのは非常に大事な立場のようなことだと思うのですけれども、公室長の答弁だと簡単に答えて、余り大事ではないような、そういう感じにとられえるのですけれども、要するに組織機構第8条ですか、そういうことを言われたのですけれども、わかりやすく言ってどういった立場でもって役職なのかということで僕は第1回目質問したのですけれども、余りピント外れているような感じなのですけれども、もう一度ご答弁お願いします。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。 ◎市長公室長(菅原正已君) 大変失礼いたしました。役割というご質問でございましたので、職務の内容を申し上げましたつもりでございました。今後はもうちょっと具体的に説明してまいりたいと思います。 部主幹の位置づけでございますが、まず一つの部を想定していただければ、部長がおりまして、その下に次長がおり、さらに課長、係長というのがごく一般の組織でございます。前段に総務部長の方から今回の組織のお話がございましたが、そこの組織改正の中に直接市民とのかかわりの多い部署、いわゆる市民部、保健福祉部、土木、都市と、この4部にわたっては直接もう市民とのかかわりが非常に多いということの難易度といいますか、こういう部署には次長と課長のパイプ役、そういうような形で部主幹という位置づけをしたわけでございます。しからば、この職員は何をどのように業務を進めていくかといいますと、まず自分のところの部の課長、課長はどちらかといいますとやはり現場といいますか、実践、直接携わっていくということで、内部管理部門との調整の時間といいますか、そういうものもなかなかとれない、片一方ができると片一方がおろそかになると、いわゆる住民対応をしっかりやると内部調整がスムーズに、スムーズといいますか、時間の問題もございますので、そういったことでワンクッションをそこへ入れて、部に主幹を置いたのが今回のねらいでございます。 具体的にはその内容につきましては、まず部内の進行管理業務をやるということ、それからもう一つは部内の個別重要事項にかかわる、いわゆる管理部門の関係、企画調整等をやるというような形でございます。もう一点につきましては、予算とか人事とか、こういった面を部付主幹の方が管理部門であります財政とか人事、企画に直接調整に当たるということで、大きく言えばこの3点がこの部付主幹の大きな役割でございます。 以上でございます。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) それでは、スタートして2カ月ぐらいたつのですが、その成果はどうでした。簡単で。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。 ◎市長公室長(菅原正已君) 4月から発足しまして約2カ月でございます。最初はいろいろ戸惑いの面もございましたが、しかし内部調整の結果、現在はスムーズに行っていると私は思います。その中で二、三実際に部付の主幹の方が処理した内容といいますと、先ほどの三つの中の3番目の関係でございますが、いわゆる職員の長期療養とか、いろいろ長期にわたって職員が欠ける場合がございますが、こういったものについては部内で応援体制ですか、そういったものも、従来ですと人事部門に応援を求めたわけでございますが、それは単独で部内で調整をするというようなことも一、二出ております。そういったものが成果と言えると思います。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 時間が少なくなりますので、質問及び答弁は簡潔にお願いします。 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) わかりました。 僕の素朴な疑問なのですけれども、要するに部主幹の役職というのは課長ですよね、そういった意味で調整というのはかなり難しい仕事かなというふうに思いますけれども、同じ課長でもって同じ課長を調整できるのかという、その辺のことを非常に僕は疑問に思うのですけれども、その辺はどうですか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。 ◎市長公室長(菅原正已君) 非常に難しい問題もあろうかと思いますが、これはそういう職務での位置づけがございますので、現在はそういう問題は起きておりません。 以上です。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 池ヶ谷富士夫君。 ◆13番(池ヶ谷富士夫君) 先ほど4部に設置してあるということで、住民との対応でもってというようなことを言われましたけれども、総務部とほかのあとの2部はなぜやらなかったのかなということも、僕は素朴な疑問を持っているのですけれども、その辺のことと、それとこれは市長にちょっと聞きたいのですけれども、この部主幹に配属された人たちに、要するに何を基準に、どういったものを望んで市長はこの部主幹というものを人選されたのかということと、今言ったものを含めて市長からちょっと、この問題に対しては最後の質問ですから、お答え願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 部主幹の役割は今室長の方から答えたとおりなのですけれども、一つは例えば次長クラスの政策調整会議等がございます。そういう中で多岐にわたる場合、いろいろな職務上なかなか相談業務という中でできない場合がこれは執行の中で出てきます。そのときに同じ課長クラスの部主幹を置いた中で、これはもう逐次相談をしながら執行を強化してまいる。例えば土木部の買収行為があった場合、そういう情報等もこれは各部主幹が集まってそれぞれ相談した中で、こういう形の中だったらいろいろと交渉に乗れるのではないかとかということがございますから、同じ職務のいわゆる逆に課長クラスですと気軽に話をしながら、当然部を越えてこの部主幹が話し合った中で一つの方向性というのもどこかで出てくるのではないかというような意味合いもございますから、あくまでもこの部主幹というのはかなり重要なポストの中で置かれているという形になるのではないかと思います。 それと、いわゆる総務と市長公室の中での部主幹の位置づけという形になりますけれども、これはご存じのようにそれぞれ次長が総務課長と人事課長を兼務しております。この辺はやはり一つの政策的な中で次長というポストにいながらもかなり機構等人事というものの掌握できるポストの課長職を兼務させているということで、これはひとつある意味ではライン体制の中での上意下達という形の方向性の中で、あえて企画等も持っておりますので、部主幹というものを設置しなかったという形がございます。 機構改革そのものは、これだけ目まぐるしく社会情勢というものは変わっておりますので、これは3月等でもお答えしたとおり、これは市民ニーズ、社会ニーズによって、1年ずっとその機構でいくのか、またはそれぞれ情勢によって変えていくのかというのは、やはりこれからは情勢によりながらそれぞれ機構というものは変えながら市民福祉の向上に努めていかなければならないのではないかというところのまずひとつの方向性というものを、今回試しているという形でございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 以上で、13番、池ヶ谷富士夫君の一般質問を終結します。 ○議長(野山慶蔵君) 次に、3番、鈴木道雄君に発言を許します。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。          〔3番 鈴木道雄君登壇〕(拍手) ◆3番(鈴木道雄君) 自席3番、鈴木道雄、6月定例議会において市政に関する一般質問をいたします。当局におかれましては、私の質問の論旨に対し逸脱のないように、しかも的確、明快にご答弁よろしくお願い申し上げる次第であります。 さて、私が今回通告した市政に関する一般質問は人事行政と一般行政であります。順次通告に従ってご質問させていただきます。 まず通告1として人事異動と組織の統廃合における問題点について。 私は人事、任用に関する一般質問は、今回を入れて計5回になりますが、過去それぞれ視点を変えた中で問題意識として取り上げ、取り組んできたところであります。すなわち平成4年6月定例議会においては市職員の定期人事異動について、同年9月定例議会においては計画行政の推進における人事行政について、そして平成5年3月定例議会においては職員の任用制度と人材の登用について、さらには同年6月定例議会においては職員の定期人事異動に伴う昇格及びポスト配置について、そして今回の通告ということになります。私は、何ゆえに人事や任用に関することについてこれまで一般質問の中で取り上げ、取り組んできたかと申せば、それは一言で言えば人事はあらゆる組織管理の基礎であるからであります。しかも、職員の育成、職員相互の豊かな人間関係を築いていくためにも適正な人事管理の確立を絶対に図るべきで、このことによってより効率的な行政運営の執行に結びつくからであります。 しかるに当市における現行の人事異動は、当時公室長であった中村氏の答弁によれば、異動年限は一応目安としてはあるというものの、その程度のことであって、したがって、これまでの一連の人事異動に伴う人事配置、ポスト配置の実態、実情を見てわかるように、そこには異動に対する職員への評価基準、指針、要綱などは制度として全く確立されていないと言わざるを得ない。したがって、私の目から見ると今年の人事においても、人事権を握っている市長の意思が、市長部局は当然のこと、各行政委員会においても、それぞれの任命権者を通じて発令され、心にくい気配りの中で主要ポストには市長から見て信任厚い職員を配置した人事、おやと思える人事だが、なかなか考えられた人事、なるほど、なるほどと思わせる人事が随所に行われていると私なりに推察をしてはみました。 そして、一方においては先見性のない人事の繰り返し、不透明性、方向性の見えにくい人事、節操があるとは到底思えない人事配置等に接すると、職員の中にはあしたは我が身だと深刻に思う職員もいるようで、したがって公務に有能な職員と言わずとも腰を据えて職務に専念できない心の不安が募ることは当然であります。そのために必然的に市民を見て仕事をするのではなく、市長、幹部職員、上司の顔色を見て仕事をする職員や前途に希望が見出せない職員も中にはいると聞き及んでおります。このようなことでは職務の能率向上にも大きく影響を及ぼすことにもなります。 ところで、私は別な角度で問いただすのだが、ただいま助役以下ひな段に並んでいるお歴々を含めた幹部職員の日常の職務に接して感じることだが、あなた方は市長が平素、市政運営、行政執行を行うに際し、幹部職員として時には市長の考え方、行動のあり方、取り組み姿勢等々について、否と進言、また自説の意見をはっきりと常に物を言える真骨頂のある幹部職員は一体そこに何人いるのだろうか、それともいないのだろうかお尋ねしたいところであるが、いずれにしても骨のある幹部職員を見出すことに私は正直なところ苦慮しております。 ここでもう一度、人事、任用について私の基本的な考えを申し述べますと、1として人事異動はいかなる長がかわるのも人事における基本原則は不変であらねばならない。したがって、そのときどきの長といえども、身勝手、無原則な考えのもとに安易にポスト異動は行うべきものではない。2として、人事は人事管理制度の確立を図った上で行うべきだ。3として、人事は例外はつきものだが、少くとも職員の最大公約数から見て納得、理解、合意が得られる人事でなければならない。4として、人事に際し特定の職員のみが日の当たる場所、すなわち主要ポストの庶務に長くつかせたり、優遇したり、逆に平素意と思わない職員だといって、安易に左遷人事したり、むげに冷遇扱いはすべきではない。また、猟官人事は絶対にすべきではない。5として、任用、昇格のことでは、私は特に女性職員のことについても取り上げ、男性職員と比べてまさるとも劣らない女性職員には、差別することなく管理職に積極的に登用を図るべきだ等々を含めてるる問いただしてきたところであります。 そして、私のこのような基本的な考え方に対する市長の答弁の中で、特に人事管理制度の確立を図る問いでは、一応理解は示すものの、取り組みには当市の現状、状況下を考えると、まだ10年先という答弁であったが、このことは裏を返せば、その根底には市長の在任中において、みずからの手で職員のために真剣に取り組んでいこうとする姿勢、熱意は全くないものと私はそのように解している。なぜならば、私から見た場合に、市長は毎年職員を機械のごとく、しかも節操があるとは思えない人事権も時には行使しているからであります。したがって、その市長には恐らく馬耳東風と思うからであります。 さて、今年度の定期人事異動は、組織の統廃合を絡めて4月1日付で職員360人が異動し、新規職員は32人が採用され、この中で市長部局においては現行の6部30課63係から6部25課58係に組織を改正する一方、教育委員会においても現行の2部5課9係から1部4課7係に改正を行って、ともに組織を減らしましたが、今回の改正は当局によれば、従来の市民サービスを維持しながらも組織の減量を図ったということであるが、私は今回の人事異動と合わせてあわただしく強引に取り組んだ組織の統廃合を見る限りでは、これは市民サイドから見たものではなく、私はむしろこれは市長とそれを支えている一部幹部職員から見た人事異動、組織改正であると私は見ておりますが、いかがでしょうか。 そこで、以上のことを申し上げて、当局に対し5点ほど問うものであります。 質問1として、今回の組織の統廃合は十分な審議をせずにあわただしく行ったと聞き及んでいるが、これが事実だとすれば、何ゆえに連日残業までして実施に踏み切ったのか、そのねらい、理由は何かお聞かせください。若干この点については先ほどの池ヶ谷議員と答弁が重複するかと思いますが、よろしくお願いします。 質問2として、では今回の組織の統廃合において職員は一体どのように受けとめていると見ているのかお聞かせください。 3として、これも先ほどの池ヶ谷議員と若干答弁が重複するところがあろうかと思いますが、新たに新設された部付主幹は、職制上企画調整担当ということだが、このことはどういう性格で、どういう位置づけで、その役割を果たされているのか、簡単で結構でございますから、これは池ヶ谷議員と若干重複するところがありますので、お願いします。 質問4として、今回の人事異動で消防長から公室長になられた菅原氏は、日ごろの職制上におけるラインから考えると、まず考えられない人事と思う私だが、そこで問うものだが、この人事はどういう理由、意図で配置されたのか、市長の率直なご所見をお聞かせください。 質問5として、今回の組織改正について、本来広報機関を通じて市民にいち早くお知らせし、理解を図るべきところ、そのことを怠り、組織改正2週間後に知らせ、その間市民に対しては大変迷惑をかけたこと、あわせて同様に中央公民館の移転の知らせもおくれた理由は、また何ゆえに移転したかお聞かせください。 次に通告2、職員に対する市民憲章の対応について。 53年3月制定された市民憲章、すなわち私たちはなしの花咲く郷土鎌ケ谷に誇りを持ち、前文で始まる憲章は、当市がこれからどのような市政運営に向かうとも、また時代が変遷しようともこの憲章に表現された文章は不変であり、職員及びだれかれ問わず、市民たるものは心して遵守しなければならないことと私は認識しております。この憲章はご存じのとおり飯田市政の中で制定されたことであるが、以来職員の心構え、規律、率先垂範という考えの中で、始業時に取り入れ、今日皆川市政に受け継がれているわけであるが、私はかねがね憲章そのものの存在は認めながらも、制定後一貫して踏襲されてきた起立唱和の行為はいささか疑問を挟む立場から、このために前3月定例議会において問題として提起したところ、検討するとのご答弁をいただいたが、既に3カ月を経過した今、旧態依然のままである。そこで以上を踏まえて再度お尋ねいたします。 質問1として、私が前議会において問題提起したこのことについてどう検討されたのか、あるいはいまだされていないのか、また検討した結果、どう対処しようとしているのかお答えください。 質問2として、一般職員は始業時における現行のあり方を一体どう受けとめていると担当部局は見ているのかお聞かせください。 通告3、地域安全活動パイロット事業計画について。 この通告は耳新しい言葉であるが、今警察庁は全国109地区を地域安全活動パイロット事業地区と指定し、平成6年4月1日から8年3月31日までの2年間を、そして指定経過後も引き続きこの事業に取り組んでいくとする計画が着々と進められているようであります。この計画の目的は概要説明によれば、本来警察業務はご存じのとおり犯罪の取り締まりや治安維持であるが、今日治安の維持に当たっては警察力だけでは限界に来ているために、これを補完する方法、対策としてパイロット事業を導入して、自主防犯組織の強化を図り、官民一体となって地域安全活動を展開するために本事業を導入していくという考えである。そこで既にこの指定を受けた鎌ケ谷警察署は、防犯協会と協力をして、この計画の最終合意案をつくり上げ、そして実施に向けて市民への協力体制については、現在防犯協会の会長である市長からの助言を受けた警察当局が、本年3月住民自治組織の連合体である自連協に協力要請を行い、これを受けた自連協はこの計画についてどう対処するかでただいま協議中であると私は賜っております。そして、当市においては何ゆえに必要性があるかとの説明では、近年都市化の進展が著しく、そのために住民の価値観や連帯意識の希薄化、匿名性の増大を招き、地域社会に内在していた犯罪抑止機能が低下されるに至っているとともに、地域住民に脅威を与える身近な犯罪が急増し、犯罪に対する地域住民の不安感が増大しているので見直しを図っていくという考えである。そこで、この目的達成のために県下については既に鎌ケ谷警察署、市川警察署、市原警察署、3署の管内が地域安全活動パイロット事業として指定されているということである。そして、もしもこの計画のままで当市警察において実施されるとするならば、これに携わる推進員、またモニターとなるべき要員は約80名を見込んでいるとのことだが、この人たちには市長が充て職で会長となっている防犯協会と警察署長の両連名で委嘱状の交付がなされるということになっている。そこで私は思うのだが、善良な市民が市民生活を維持していく上で、今回計画されたパイロット事業計画を進めることは、真に市民のためになるのだろうかと考えると、いささか疑問視せざるを得ないのであります。なぜならば、この計画を別の角度で見ると、むしろ大きな問題がそこに潜在していると私は思うからであります。そこで以上のことを踏まえて私は市長に次の2点についてお尋ねいたします。 まず質問1として、今回新しくつくられた新体系案のままでもし発足すれば、この職に携わる人たちは防犯協会と新たに警察署長の連名による委嘱状とのことだが、ここが問題で、これは趣旨の美名に隠れた隠れみので、真のねらいは地域住民の隅々までに警察行政、すなわち公権力が介在し、その意図とは逆に政治的危険な思想狩り、弾圧等の手段、情報収集の要員配置だとの考えが一方にあるが、市長は会長としてこの計画に携わった責任者として、このことについてどう考えているのかお聞かせください。 質問2として、当市管内においては自治会、町会相互の連携と親睦を図って共通の問題を民主的に協議する地域住民の連合組織として鎌ケ谷市自治会連合協議会、略称自連協があるが、この計画の組織図を見ると、自連協会長はこの組織の中では防犯協会からの委嘱は別として、警察署長から委嘱状を受けて副会長の職につくことは、健全な自治会組織の運営を目指す上ではいささか問題があると私は思うが、そこで会長である市長は問題がないと見ているのかどうか所見をお聞かせください。 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(野山慶蔵君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。          〔市長 皆川圭一郎君登壇〕 ◎市長(皆川圭一郎君) 鈴木議員のご質問にお答え申し上げたいと思います。 細部等にわたっては担当の方の部長からお答えさせたいと思います。 まず人事異動の関係でございますけれども、これ組織の統廃合というのは、これはもう毎年組織というものは、人事というものをやる際に考えているところでございます。そういう中で当然信賞必罰、適材適所という形の中で、最大の効果を上げるべく市民サービスのためにはということで考えているわけでございまして、例えば時短等で週休2日になったときに、議員各位の皆さん方からどう考えても支障が出てくるのではないかという中で、支障のないような形の中で職員一丸となってやってまいりますという形でお答えしたわけでございますけれども、当然その中には出先機関との格差、これは組合の方も言っているわけなのですけれども、実際的には時間帯が40時間という形になったわけですけれども、土曜日そのものがいわゆる閉庁になるわけですから、そういう中でのいろいろな人事関係との話し合いの中で、もう週休2日を実施してから半年ぐらいたった時点で、組織というものをきちっと考えて、そういう職員の公平性、または職員の職場のそれぞれの格差というものを考えた場合に、何らかの形を考えるべきだという形で提言をしたわけでございます。具体的には、この辺はみずから考えなければいけないわけでして、それで幹部職員が特にどうやって考えているかということもございましたので、逆に言いますとかなり急を要しながらという形で見えたかもわかりませんけれども、その中には当然従来の組織の中での、新たな組織に対するそれぞれ人事というものに対しての、幹部職員においては特にそれぞれ胸の中で葛藤があったのではないかと思われます。 その結果、第1次段階としてここまでの統廃合できたのは、かなり私としては評価をしております。ただ、ここでまだそれぞれどうしても細分化した中で、組織が細分化すると人もふえてまいりますから、やはり抜本的な形になっていくと将来的には部の統廃合というものも考えていかなければいけないし、今それはもう課題になっているというのが現状の受けとめ方でございますので、これはこれだけいろいろな形の中で移り変わってきますと、先ほど池ヶ谷議員にもご答弁したとおり、今までは例えば3年とか5年サイクルで考えたものを、やはりこれは勤務状況とか、勤務体系が変わってきますと、これは国の方が変わってまいりますとそれに沿って、地方自治体は末端自治体でございますけれども、直接市民という中ではかなり臨機応変な形の中でひとつの組織というものを見直すということは人事もやっていかなければいけないのではないかと思います。特に私どもは定期で異動した場合の4月ということを常に念頭に置いておりますけれども、この辺は毎回人事のときにも言うのですけれども、当然支障が出た場合には、この4月にこだわらず、これは人事異動はしていくのだよと、これは最終的には市民サービスを向上させるためだよということですから、大きな市等でもやっておりますように、4月と9月という人事異動の体系というものも考えなければいけない時期に来ているのかなということを今思っているところでございます。 それとあと、職員がどうやって受けとめているかということでございますけれども、これは特に一番大変と思われるのは今出先の機関の職員ございます。これはもうご存じのように土日は休みがないわけでして、それと同時にはっきり言って、それに対するきちっとした勤務体系というものを考えていけるところもございますけれども、一応それはそれぞれ知恵を出しながら、そういう体系を今組んでいるというような、特に消防職なんかそうなのですけれども、これは従来どおりですけれども、またよりローテーションというのが大変になっております。それと4月にオープンいたしましたいわゆる生涯学習推進センターにおいては、職員がそれぞれ開館時間という中で、これは所属庁の中でやりくりをしながら、ある程度やっていただいているということもございますし、すぐに定着等はしないわけでございますけれども、統廃合の中では、こういう方向でも組織というのは改正をしていけるのかなという形の中で、一生懸命今職に専念しているのではないかと思いますから、今後の課題の中でこれはこの時短という形がこれからどんどん促進されていくと思うのですけれども、そういうときに市民サービスというものをどういう体制のもとでやっていければいいかという一つのインパクトの中で2カ月たっているわけでございますけれども、職員はきちっと受けとめていただいているというふうに思う次第でございます。 それと、先般も確かにいわゆる部長クラスで全然異動がなく硬直化しているのではないかというご指摘等もあったわけでございますけれども、今回も具体的な例を挙げてご指摘でございますけれども、いわゆる組織というのは、確かに人事というのが重要な課題になってまいります。組織イコール人事だと思いますし、組織というものを早く発表すれば、これはポジションが、統廃合の場合には、すぐ自分の課がなくなるか、部がなくなるか、または係がなくなるかというのはわかるわけでございまして、そういう中では今回の組織改正というのはかなり思い切った中でやってもらったという中で、先ほど申したとおり適材適所という中での人事をしたわけでございます。そういう中で今回それぞれがより一層この組織体系の中で前進して市民サービスに支障を来さず、より向上させるような人事体系を組んだわけでございますので、この辺のそれぞれの人事異動に対しては、全責任は私が持っているわけでございますので、このとおりの中でより推進をしていくための人事というものをやったという形でお答えさせていただきたいと思います。 それと、確かに10年ぐらいかかるだろうということを申し上げたわけでございますけれども、これはひとつの方程式が人事にあればいいわけでございますけれども、これは絶対方程式というのはないわけでございまして、特に県とか国、大きな自治体においては例えば何々課長を経験した方は次は何々次長になり、何々部長になっていくという形になるのですけれども、いかんせん私の市においては、例えば技術職においても非常にまだ職員数としては、専門職の職員数というのはそんなに多くないわけでございます。かなり多くなってまいりましたけれども、そういうものを考えた場合には、この規則というものをひとつローテーション的に持っていった場合には、それでは逆にそういうライン的なものから外れた職員の立場というものを考えた場合には、これはそれぞれ自分のいわゆる生活のポイント等もあるわけでございますので、一生懸命やる職員というものは、どこのポジションで使ってもこれは当然その職務を遂行できる職員であるという形になるのではないかと思います。ですから、あえて経験とか、そういうものを考えた場合には非常に人事というのは、無難にこなすわけでございますけれども、しかし私どもの市においては無難にこなすのではなく、常に前進をする中で、やはり経験等に頼らず、それだけの職務の能力があった場合には、より一層幅広く自分の能力を発揮しながら、それだけの職に働いていただくという形がございますので、専門職でずっといきながら、ラインというのもありますけれども、そういう意味ではもう少し時間的なある程度期間がかかるのではないかということで申し上げた次第でございますので、ご理解いただきたいと思います。 それと、パイロット事業体でございますけれども、これは指定になって今いろいろとお願いをしながら話し合いをしている状況でございます。このねらいというのは、あくまでもいわゆる防犯関係の強化という形の中で、今あります例えば安全運転管理者とか、交通安全協会という一つのグレードをきちっと上げながら、防犯というものに対して市民こぞっての、最終的には事務局を設置して、確立した団体にしたいということでございまして、いろいろとご指摘あったわけでございますけれども、一応パイロットという形の中で鎌ケ谷市が県下では3市の中の1市に選ばれたというような、これはいろいろと上の方からの話ですけれども、これはきちっと受けとめながら、このパイロット事業というものを進めてまいりたいと考えております。 ただ、警察署長が何というのですか、委嘱する、または市長が会長でやっているという形ですけれども、ご存じのように安全協会等は、もう会長は安全協会の中で互選で選ばれているわけでございますし、ある意味では育てるまでは私は幾らでも協力しながらやっていくべきではないかということで、今いろいろと設立に向けて話を進めているという段階でございますので、あとそれぞれご指摘あった点については、また担当の方からお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 議長よりお願いいたします。答弁は簡潔に願います。 ◎総務部長(小鹿原直君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 総務部長。          〔総務部長 小鹿原 直君登壇〕 ◎総務部長(小鹿原直君) 鈴木議員のご質問でございますが、市長がただいまご答弁申し上げましたけれども、残余の部分につきましては私の方からお答えをさせていただきたいと思いますが、質問5といたしましての、いわゆる広報機関を通じましてのお知らせが市民に対しておくれたというようなことでございます。この件につきましては先ほど池ヶ谷議員のご質問にもご答弁申し上げましたけれども、結果といたしまして私どもの方としては配慮の至らない点があったというようなことで、今後その辺については十分気をつけてまいりたいというようなことを申し上げるわけでございますけれども、先ほど申し上げましたとおり4月1日号の広報に登載するというようなことができなかった理由といたしましては、組織の方の関係を含めまして今度その場所的な問題等がございまして、その発行の日限にまで及ばなかったというようなことでございます。どのようなことを申し上げましても、結果的におくれたことは事実でございますので、今後はその辺につきまして十分気をつけてまいりたいと思いますので、ご了解いただきたいと思います。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。          〔市長公室長 菅原正已君登壇〕 ◎市長公室長(菅原正已君) 私の方からは2点ございます。 先ほど池ヶ谷議員にもご答弁申し上げましたが、組織改正による部付主幹の関係でございます。この関係で三つご質問がありましたが、まず位置づけにつきましては、行政組織規則に基づきます職務がはっきりしてございます。それを受けまして先ほどもご説明申し上げましたが、直接市民とかかわりを持つ部にそれぞれ主幹を配置し、それが管理部門との調整役に回るということ、それが具体化されたのが部付主幹でございます。 それからもう一点、大きな2番目の市民憲章の件でございますが、今年の3月の一般質問で鈴木議員の方からご質問がございました。それを受けまして私どもその後、この3カ月間、具体的に検討させていただきました。まずこの市民憲章の制定された関係につきましては、先ほどもご質問の中でもございましたので省きますが、その検討内容は放送時刻をどうしようかと、起立して唱和するのをどうするか、それとも放送を廃止するか、いろいろな形で検討はいたしました。その結果、やはり市民憲章の理念を職員はもとより市民にもこれは知っていただくということから、やることに大きな意義があるだろうということで、今後はこれを徹底してまいりたいと。ただ鈴木議員ご質問にもありましたように、起立して唱和のご指摘がございましたが、これはやはり職員に対してこの辺の徹底を図って、なお一層市民憲章は今後もやっていきたいと、それと1日の仕事の初めのけじめですので、これはやはり今後も積極的にやってまいりたいと。 それから、2番目の質問の中で職員はどう受けとめているかというご質問がございましたが、これはそれぞれその受けとめ方がさまざまだろうと思います。しかし、一たん方針が出れば、それに向かってやっていこうというのは、職員だれしもそのような気持ちでおりますので、今後は続行してまいりたいとさように考えております。 以上でございます。 ◎生涯学習部長(萩原正二君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 生涯学習部長。          〔生涯学習部長 萩原正二君登壇〕 ◎生涯学習部長(萩原正二君) 組織改正の広報の関係についてお尋ねございまして、前段につきましては総務部長がお答えしたとおりでございますが、時間の関係で簡単にご答弁させていただきますが、まずおくれた理由でございますけれども、端的に言いまして関係機関との調整に手間取ったということでございます。 それから、移転の理由でございますけれども、かねてから図書館、公民館とも市民から手狭で何とかならないかというような要望がかなり強くありました。このような背景がありますので、より広く、そして三橋記念館内の視聴覚センター等連携が密にできるということで、これは市民サービスにつながるという判断で移転をいたしました。その後、周知方おくれたわけでございますけれども、おくればせながら3月25日から27日にかけて急遽ポスター等でいたしました。その後、5月1日号、15日号の広報紙でも追っかけて市民にお知らせしたわけでございますけれども、いずれにしましても大変私ども知恵が足りなかったということで、このことにつきましてはそのときの正副議長からも指摘されまして、私どもは謙虚に反省をいたしております。今後公の施設の移転につきましては、少しでも早い時期の周知を肝に銘じてまいりたいというふうに思います。 ◎市民部長(川井彰君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市民部長。          〔市民部長 川井 彰君登壇〕 ◎市民部長(川井彰君) 地域安全活動パイロット事業につきまして、市長の方から説明があったわけですが、私の方からもう少し説明しておきたいと思います。 鈴木議員ご質問の中でいろいろ述べられた内容につきましては、現在鎌ケ谷市の防犯協会か各方面にお示ししまして協力要請している内容であるというふうに理解しております。確かにこの案によりますと、議員ご指摘のとおり構成員が、旧来防犯協会の会長から委嘱されていたわけですけれども、今度は警察署長が連名でするようになっております。先ほど説明がありましたけれども、県内3団体が今回指定されたわけですが、委嘱の仕方につきましてはほかの市川市、市原市と同じ形でやらせていただきたいというふうなことで、こういう形になっているわけでございます。そこで警察の力が末端の組織まで入ることによって不当な公権力の介入ということが心配だよというふうなことでございますが、この点につきましては防犯協会の設立の目的、それから事業内容等が規定されておりますので、そういうことはあってはならないし、またないというふうに思っております。 ただ、鈴木議員質問のように一方ではそのような見方もできるということでございますので、ご質問の趣旨を協会事務局、警察の方によくお伝えして、委嘱の仕方を含めて再度検討していただくというふうなことで話していきたいと思います。 それから、2点目の自連協の会長が委嘱されるということでございますが、これは防犯協会会則の第6条で、副会長は自連協の会長がなるのだというふうに規定されておりますので、改めて委嘱という行為は今回ございませんので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(野山慶蔵君) 発言を許します。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) ご答弁ありがとうございました。 毎定例議会若干質問を、通告が欲張るので、いつも時間が大体20分くらいしかなくなってしまって、しり切れトンボで終わるわけなのですけれども、与えられたあと20分の中で質問したいと思います。 ただいまはどうもありがとうございました。まずは簡単な通告の方から入りたいと思います。 まず市民憲章から入りたいと思いますが、ただいまご答弁の中では、基本的には私とそれから当局の方、これに対する意義ですか、この辺のところは整合性が合っているわけなのですが、問題は朝の朝礼、朝礼というのですか、始業時における起立唱和と、この辺のところの対応が若干私と当局のは違っていると。先ほどの答弁の中で今後は整然と言うのですかね。言葉のちょっとニュアンスが違うかと思うのですが、いずれにしても厳粛に今後対応していきたいというような答弁がございましたが、それはいわゆる起立唱和を今後も維持して、そしてきちっとやっていくのか、それとも、先ほどその辺の答弁が若干ニュアンスがはっきりしていないので、その辺のところまずご答弁願いたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。 ◎市長公室長(菅原正已君) 大変失礼しました。職員は8時半になりまして放送が入りますから、起立して唱和をするということの確認でございます。そうしていきたいということです。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) 3番、鈴木。 ありがとうございました。それでは、この起立唱和という、唱和、これは非常に国語辞典の解釈の問題なのですが、我々通常、皆さんご唱和願いますということになりますと、一般的な常識ですと、声を出して言うということなのですが、この辺の字句の解釈、いわゆる唱和という、この辺のところは現在では心で呪文を唱えているかどうかは知りませんが、基本的な一般常識ですと、唱和というのは表に声を出してするというふうに、私はそのように解釈しているのですが、今後の取り扱いについては、その辺のところはどういうふうにこの唱和ということを、字句を解釈しているのかお答え願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。 ◎市長公室長(菅原正已君) これにつきましては昭和53年からですか、我々はやってきたわけでございますが、スタート当時は当然唱和ですから声を出してやっていました。しかし、窓口部門もありますので、一部の職員はやっておる、一部は市民の方が見えれば当然対応しなければいけないという面がありまして、これが時間がたつにつれ心の中で唱えているというのが現状だったのだろうと思います。しかし、今後はやはり唱和ですから声を出してやるということにしていきたいと、このように考えております。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) ありがとうございます。 果たしてそういうふうに声を出していく云々が適切であるかどうか、いろいろな主義の意議を感じながら、その辺のところは基本的に私の考えは、憲章そのものは意義はお互いに認め合っているわけですから、いろいろな時代の背景の中で、わずかな、本当に数分でございますが、基本的には放送を流して職員はそれぞれ席に着きながら職務に専念すると、こういう取り扱いが一番いいのではないかなというふうに実は考えているのですが、そのように取り組んでいく考えは全くないのかどうかご答弁願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長公室長(菅原正已君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長公室長。 ◎市長公室長(菅原正已君) 先ほど第1回目のご答弁でも申し上げましたように、検討の段階ではそのような形も検討しました。また、8時半前の、この放送は約二、三分でございますので、8時半前にやることも考えましたけれども、やはり唱和することによっての意義というものを考えまして、従前と同じような形ですが、やるということで結論を出したいと思います。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) 3番、鈴木。 実は立って唱和する、その場合に非常に、これについては前議会においても私1週間ほど歩いてみたのですが、モニターで見ている職員もいるかと思うのですが、この問題についていいかどうかということで6日間、私は市長部局から全部見たのです。まなびいの方も見ようかな思ったのですが、そっちの方は見なかったのですが、6日間かけて朝8時20分に6日間行きましたから、恐らく職員が私の顔を見て、何だろうというような懸念した方もいるかと思うのですが、整然というのは非常に、規律正しくやるということは結構なのですが、何百人の職員が果たしてどういう、どの程度が起立するのか、この辺の解釈は難しいのですが、あえて名前を挙げてもいいのですが、部長級あたりは、全部私書いてありますから。今回は名前は遠慮しまして、5月20日金曜日市民部見たのです。5月23日月曜日保健福祉部、5月24日農業委員会と監査事務局、5月30日月曜日総務部と市長公室、6月6日土木、都市部、6月7日教育委員会、全部見た。全部見たのです。一体幹部職員がお手本になっているかどうかという問題なのです。いろいろとあります。これは部長ではないですけれども、主幹ですが、ずっと私見ていたのですが、相変わらず外を見て、ワイシャツスタイルでいたとか、部長、次長は職員が立っているのに、座っているところを私に見られたとか、それから職員の中には朝のラジオ体操と間違えて一生懸命首を振っている。やっぱりこれを一般市民が見た場合、それが果たしてどうなのかというようなことを考えると、やはりこの辺のところはあえて意義を考えて、整然と、きちっとやっていくということが、立って唱和することはどうなのだろうと、規律の問題を考えて。その辺のところは逆に見苦しいのではないかなと実は思うのです。その辺のところは、次の問題点もありますから十分検討なさって、あらゆる角度からこの問題については、基本的に、私の考えは起立唱和ということは、むしろ決してベターな方法ではない。あらゆる市民から見ても見苦しいところもあります。この辺の前にいる方、大分見苦しいところあるのです。そういうことがあると果たしてどうかなということが、私が一議員、一市民という立場で見ましても感じますので、その辺については十分対応しながら、今のことを踏まえて十分そういう方向で検討していただくというふうに重ねて要望しておきます。 次に、人事異動に入りたいと思うのですが、人事異動は先ほどの答弁で、こういう人事の目的は何か、こういう意図は何かということを聞きますと、適当に、その質問に的確に答えられないのです。さっき冒頭に私は逸脱のないように的確に、明快に答弁してもらいたいと、結局当たりさわりない、適材適所とか、組織が云々ということで、肝心なポイントが出ないのです。 そこで、私の方から逆質問します。時間の許す範囲内で逆質問しますが、まず人事質問の中で、今回の組織の統廃合は審議をせずにあわただしく行ったと聞き及んでいるがというふうに私がさっき言ったのですが、これについては総花的で、私自身答弁と思っておりません。したがって、こちらの方から聞くのですが、そもそも人事異動は毎年予算と同じように前年の10月ごろ人事のヒアリングをやる、こういうふうに聞いているのです。そして予算と並行しながら行くのでしょうけれどもやると。そして、今年の人事については、本来はもうその段階で大体こうということ決まったらしいのですが、いろいろな広報機関も全部影響していることと私はこれは認識、というより事実だと思うのですけれども、2月から3月にかけて、これは大分市長の意見というのですか、言葉に若干語弊があろうかと思うのですが、私の方から見ますとごり押しというのですか、強引というのですか、大分そういうような状況で、当初こういう組織改正をしたい、これは1月の末ごろかな、多少のずれはあるのはご容赦願いたいと思うのですが、ところが部長級連中はこれは無理だと、これは反対だというような意見が出た。そこで私の知る範囲内では、市長と、これは当時中村公室長でしょうけれども、いわゆる公室長との段階で反対されたので、今度内密に、これを強引にどうしても押し通したい、こういうようなことから、これが2月の末から3月にもう連日連夜市長の意向を受けてやったと。この結果が全部広報機関にもおくれたということが要因だと。これは事実だと思うのですが、まずこの辺のところを、こういう結果が今日の市民に対する通報等、いわゆる周知徹底もおくれた要因だと思うのですが、この辺のところは市長公室長、担当部長としてどう考えているかお答え願います。事実なのかどうか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) これが広報の周知徹底におくれたとは思っておりません。それと同時に、人事、組織に関しては、全責任は市長にあるものでございますし、これはもう鈴木議員もご存じのように組織、人事というものをそれぞれ職員に全部ゆだねた場合、ずっとこれは待っているということはできないわけでございまして、当然命令できちっと組織というものを考えなさいと言わなければ、今の国、県それぞれの行政改革というものが、みずから行政改革ができないと同じでございますから、この辺はやはり執行権者たるものはきちっと言ったものを履行していかない場合には、どうなっているのだという形の中で、とる側によってはタイムリミットの時間が迫っていますから、早急にやらなければならないという形になると思いますけれども、先ほど言ったように週休2日というこの勤務体系になった時点である程度の組織改正、人事というものはわかっているわけですから、この辺はきちっと踏まえた中で、職務という形になれば、練っておかなければいけないものが延ばし延ばしになってきたという形があるのではないかと思います。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。
    ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) 最終的には認識の違いとか、理解不足とか、いろいろな角度で言い争ってもいたし方ないですが、こちらはこちらのサイドで理解していればいいと、私はそう考えて次に進みます。 まず質問の4です。今回の公室長が消防長から栄転なされた。今の職制においては栄転とか、職制が全部同じラインだということですから、そういう言葉は適切かどうかわかりませんが、少なくともナンバーワンの一応ポスト、このポストもナンバーワンとは言わないと言えばそれまで、とにかくついた。これについてはどうも今回の人事は政治的人事配置だと、私はこういうふうに認識しているのですが、時間が5分ということですから、なぜ政治的認識だということは、私も中沢の、一連のこの中からずっとこの資料を持っていますから、ここでやりますと長くなりますから、私はそのように一連、ではなぜなのだと私10分かけても20分かけてもしゃべりますけれども、時間がないですから、資料を全部ふさいで、私は今回の菅原、市長の人事は政治的な人事ではないかと。ならばどういうことをなせば、私は、一応私なりにはありますけれども、そのように先ほど市長は適材適所で配置したということなのですが、その辺のところの政治的な人事配置と私は認識しているのですが、その辺のところは全くないのかあるのか、その1点だけお聞かせください。 ○議長(野山慶蔵君) 時間が少なくなりましたので、質問及び答弁は簡潔に願います。 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 先ほど言ったように執行権者たりとも市民福祉の向上のために適材適所でやった人事でございます。ご指摘のようなことはございません。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) 貴重な時間で、あと4分くらいしかないですから、こればかりやりましたら、また次の機会ということで、まず今の市長の人事は先ほど方向性がない、不透明さ、計画性がないというような用語を私使わせていただいたのですが、それはそれなりに、それあるから言うわけなのですが、先ほど池ヶ谷議員が財調の問題等言ったのです。今非常に厳しい状況というような問題どうなのか。そこで、本市におけるいわゆる財政問題を一番扱っている大もとは、いわゆる税収、課税課とか、収税課とか、財政課なのですが、昨年のあれは6月ですか、消防長がこちらに来たときに、税参事というものは重要な職制なのかどうかとこう聞きました。市長の答弁は重要だとして、今こういう状況で不況だから非常に重要なポストだというにもかかわらず、今回全くまたピエロのごとく、1年弱で重要なポストに配置した幹部職員を、いろいろな背景があろうかと思うのですが、消防長に持っていくということは、その重要なポストは重要なポストではなかったのではないかというふうに私は認識しているのですが、いかがでしょうか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 職員のポストの中で重要でないポストは一つもございません。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) 視点を変えてみます。収税課に来た現課長は給食センターから来ました。今税収が落ち込んでいるときには本来はそこにかなり玄人というのですか、専門、税経験の豊かな者を張りつけると。ところが前歴を調べますと経験が全くないです。そこへ今鎌ケ谷の税収が落ち込んでいると、いろいろな皆さんでとるという陣頭指揮に当たる者が経験が浅い方を、田中さんこの方は前は市民部、学校給食センターということで、全く税金に素人なのです。恐らく1年かけても地方税法ようやく理解するか、そんなものです。なかなか地方税法というのは、私も経験ありますが、理解できない。そういうところに今、落ち込んでいるという、いかに財政を確保するかという中で、素人の、給食センターから持ってくると、そういう人事配置は全くこれは無節操だと私は思っているのですが、この辺のところの人事配置というのはどういう意図があるのですか、ご答弁願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 組織として適正にそれぞれ執行していくという中でやった人事でございますので、この辺には何ら支障がないというふうに思われます。 ◆3番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木道雄君。 ◆3番(鈴木道雄君) 時間がないから、それ追及しません。 それでは、まず組織の中で、まず総務課とか市長公室というのは重要な課なのです。その中でいわゆる本来ならば、それぞれの人事課長とか、総務課長、新しく行政管理が総務課になりましたけれども、本来は兼職させるということは、先ほどちょっと違ったニュアンスで答弁していましたけれども、本来は次長職を兼職させるものではないと、重要なポストほどむしろ違う方を配置するというのは、私は常套手段だと思うのですが、これはどうもその辺のところは、中枢部は何か市長の意図があるのかないのか、その辺のところどういうために重要なポストをあえて兼務ですか、これは事務取扱というのですか、させるのか、その辺のところをお答え願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 人事、総務、財政もそうなのですけれども、これに対してはいわゆる人事課長が取り扱いをした場合に、人事要求というのは、当然それぞれ課単位で上がりながら次長、部長という形の中でヒアリングをいたします。そういう中で当然これはいわゆる次長職のポストにある責任ある者が、それなりの考え方をするということでございますから、逆に言いますと、課長職ではなく、部長に近い次長職を配置したという形でございますから、より一歩人事、総務に対しては前進をした中での事務取扱をさせているという形でございます。 ○議長(野山慶蔵君) 鈴木議員時間ですので、よろしいですね。 以上で、3番、鈴木道雄君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を3時30分とします。          午後 3時01分  休 憩           午後 3時30分  再 開 ○議長(野山慶蔵君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(野山慶蔵君) 次に、14番、石田裕徳君に発言を許します。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。          〔14番 石田裕徳君登壇〕(拍手) ◆14番(石田裕徳君) 平成6年6月定例議会に当たり14番、石田裕徳、通告に基づき一般質問をさせていただきます。執行部及び担当部局におかれましては、明快なるご答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。 私の通告してございますのは、福祉行政、一般行政の2点でございます。まず初めに通告の第1点目、福祉行政の骨粗しょう症の予防対策についてお尋ねいたします。この症状は骨のカルシウムが抜け出て、骨の量が減少し、骨が軽石のようにすかすかになり、もろくなって骨折しやすくなる病気であります。これは特に高齢者になるほどかかりやすい病気であると、このように言われております。日本人の平均寿命が短かった時代には、骨粗しょう症についてそれほど問題にされていなかったわけでございますが、人生80年代になり、寿命の延長に伴いにわかに高齢者の病気としてクローズアップされてまいりました。特にこの病気が引き金となって骨折し、寝たきりになるお年寄りの増加については大きな社会問題として取り上げられている昨今でございます。なぜかと申しますと、日本人の寝たきり老人は西欧諸国に比べてはるかに多いということは皆さんよくご承知のとおりでありますが、そのお年寄りの寝たきりになる原因の第1位が脳血管障害によるものであり、次いで第2位を占めているのがこの骨粗しょう症によるものであるからであります。また、背中や腰の曲がる原因にもなっており、特に女性の腰痛の90%はこの骨粗しょう症によるものであると言われております。調べによりますと、この患者数は全国で400万人から大体500万人と推定されておりまして、さらに1,000万人にも達すると、このような報告もなされております。特に50歳以上女性の発症率が高く、60歳代で50%以上、70歳を超えると約70%にも上るとされており、その発症しやすい原因としては、妊娠、出産による胎児へのカルシウム供給と、閉経後の女性ホルモンの減少などが挙げられておりますが、この骨粗しょう症の最も厄介なことは、特に自覚症状がなく、突然腰や背中が痛み出して、診察して初めて判明したとか、あるいはお年寄りの方がひょっとした拍子につまずいて、転んで骨折して、骨粗しょう症だったと、こうしてわかるケースが多いようでございます。そしてこの骨粗しょう症の対策の最大のポイントになるのが早期発見と予防であります。 それには、まず自分の骨の質、状態をなるべく早く知ることが必要であり、それに基づき必要な治療及び日常生活でその予防を心がけることが何より重要であることは言うまでもありません。しかし、従来のX線レントゲンでは、骨の量を正確に把握することができず、重度の症状でなければ判別がつきません。そこで予防の決め手となる骨密度測定器の設置が望まれるわけでありますが、その設置が民間医療機関に限られており、骨粗しょう症に対する取り組みがおくれているところから、厚生省としては平成6年4月からモデル的に全国で検診事業を開始すると、このように言われまして、これは当初都道府県各2カ所、全国で合わせて94カ所のモデル事業に補助を行う予定でございましたが、さらにこの対象を都内23区を含む500市町村に拡大し、18歳から39歳の女性を対象として婦人の成人病検診とあわせて骨密度を測定し、早期発見とともに予防を図ろうというものであり、このモデル事業費といたしまして、測定器の導入設備費として各県1台につき3,600万円、医師等の人件費等に99万円、さらに医療機関への委託費用としても176万円、総計6億2,400万円を見積もっており、そのうち市町村と県がそれぞれ3分の1、さらに3分の1を国が助成すると予定されているところであります。 話は変わりますが、カルシウムの摂取量について同省の調べによりますと、平成4年の国民1人当たりのカルシウムの摂取量は539ミリグラムであり、必要量の603ミリグラムより11%不足しており、骨粗しょう症の原因にもなっていると、このように指摘をされているところであります。また、別な調査によりますと、骨粗しょう症の予防には若いときからカルシウムを骨に十分蓄積することが大切であり、いわゆる最大骨量を高めることがポイントであると言われておりますが、女子につきましては中学1年生と3年生の平均であり、男子は高校2年生でその骨量が最大に達し、その後はほぼ横ばいで推移することから、成長期の低骨密度の子供たちを早く発見し、生活指導等で骨量を高めていくことが重要であると、このようにも言われております。 以上を踏まえた上で質問させていただきます。 1、市内の寝たきりの高齢者何名か。また、その介護に当たっている者は何名か。 2、寝たきり高齢者の骨粗しょう症による患者は何名か。 3、寝たきりを未然に防止するためにも骨粗しょう症予防対策として当局の取り組みについてはどうなのか。 4、現在骨粗しょう症を検診に取り入れている自治体がありますが、これらの状況についてお聞かせいただきたいと思います。 5、国のモデル事業に対する取り組みはどのようになっているのか。 6、成長期でも過激な食事制限により骨密度が中高年並みに低下するというデータも出ております。これら成長期の生徒等に対する教育現場での対応についてお聞かせいただきたいと思います。 以上、6点についてお願いいたします。 次に、環境保全のためのフロンガス回収の事業について申し上げます。 環境問題は人の生命に直接かかわる問題であり、これまでも経済発展と引きかえに公害が多発し、人々の健康を脅かしてきた経緯がございます。地球の温暖化を初めオゾン層の破壊、酸性雨の問題など各地でその被害の報告がテレビあるいは新聞紙上等を通じて報告されており、地球規模において自然の保護、あるいは環境保全の問題が緊急課題であると言われている昨今でございます。 そこで今回はフロンガスによるオゾン層の破壊防止対策についてお尋ねいたします。オゾン層は生命を守るバリア、いわゆる保護膜あるいは地球の宇宙服とも言われており、地上12キロから50キロに分布する大気の層であります。このオゾン層は地球全体を包み込み、太陽から地球上に降り注ぐ人体に有害な紫外線を99%吸収し、地上の生物を守る働きをしていると言われております。ですから、このオゾン層が破壊され、有害な紫外線が地上にふえることにより、白内障の多発や皮膚がんの発症等生態系への悪影響が強く懸念され、指摘されているところであります。また、気象庁の異常気象リポート94によりますと、オゾン層が破壊されてできるオゾンホールについて、国内のすべての観測地点においてオゾンの量が減少していることが観測されたと発表されており、オゾン層破壊の現状に警告に発しているところであります。 このフロンは60年ほど前にアメリカで発明され、電気機器の清浄剤やエアコン、冷蔵庫等の冷媒、スプレー製品の噴霧剤等として広く利用されておりますが、大気中に放出されますと、数十年かけてゆっくり上昇しオゾン層に到達し、そこで強烈な紫外線を浴びて分解され、塩素をつくり出し、その塩素が次々とオゾンを破壊するというメカニズムであり、しかも滞留期間は100年以上という大変厄介なものであります。そうした中にあって大気中に放出されたフロンガスによりオゾン層の破壊が現実としてあらわれまして、昨年には南極上空に5年連続で巨大なオゾンホールが観測される等、事態はいよいよ深刻であると言われております。 さらにフロンは生物を紫外線から保護するオゾン層を破壊するばかりでなく、地球の温暖化の原因にもなると指摘されているところであり、80年代に入って、フロン等の規制が国際的に論議されるようになり、85年のオゾン層保護を確認したウイーン条約を初め、87年の10年後のフロン半減を決議したモントリオール議定書など段階を経て規制が強化され、さらに92年には第4回締約国会合では、特定フロンを前倒しとして、95年末までに全廃時期を決定されました。これを受けて我が国におきましても、現行法で規定されている特定フロン、CFCに加えて、オゾン層の破壊力が20分の1の代替フロン、HCFCも規制物質に指定するほか、消火剤などに使用されている代替ハロン、HBFCなども規制対象としてオゾン保護法改正案を閣議が決定して、国会に提出する等、国内のフロン全廃への動きが活発に行われており、自治体のレベルにおきましても既に使用されているフロンガスの回収処置が急務であるとして、フロンガス回収事業が逐次実施されつつあるところであります。 以上を踏まえた上で質問させていただきます。 質問1、当市において粗大ごみとして回収される冷蔵庫及びエアコンは年間どのぐらいあるのか。また、回収後の処置はどのようになっているか。 質問2、近県あるいは近隣市におけるフロンガス回収事業の状況について、わかる範囲で結構ですからお聞かせいただきたいと思います。 質問3、フロンガス回収事業に対する当局のお考えについて。 以上3点についてお聞かせいただきたいと存じます。 以上をもって第1回の質問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(野山慶蔵君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。          〔保健福祉部長 杉山 巖君登壇〕 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 石田議員の保健福祉行政に関します骨粗しょう症の予防対策についての5点のご質問にお答えいたします。 初めに石田議員のご指摘の骨粗しょう症がどういった仕組みで発症してくるのか、そして原因あるいは予防等について簡単に整理してみたいと思います。 まず発症のメカニズムでございますけれども、私たち人間の体の組織は常に古い細胞が新しい細胞にとってかわっている、いわゆる代謝活動を行っているわけでありますが、骨についても例外ではございません。常に骨の吸収、そして形成、すなわち骨が壊されたり、新しい骨がつくられたりといった両方を繰り返しているわけであります。この代謝活動が正常に行われていれば、骨は一定の量を保つことができるわけであります。しかし、ご指摘のように骨粗しょう症になりますと、骨が壊される量はふえますが、それに見合うだけの新しい骨ができませんので、吸収と形成のバランスが崩れることになり、骨の量が減少し、骨にすが入ったようにかすかすとなり、軽石のようにもろく、骨折しやすくなると言われております。発症率も高齢になるほど高く、特に閉経後の女性に多く見られ、60歳代で3人に1人、男性の場合も10人に1人の割合と言われております。原因としましては、高齢化に加えカルシウムの不足、女性ホルモンの欠乏や遺伝や体質的なものがあると言われており、予防としましてはカルシウム摂取や適度な運動、日光浴等によりますビタミンDの補給が有効とされています。 以上申し上げましたようなことを踏まえまして、ご質問の第1点目にお答えいたします。 まず市内の寝たきり高齢者の数ですけれども、本年4月1日現在で134人でございます。内訳といたしましては、在宅での寝たきり者が95人、特別養護老人ホーム入所者が39名でございます。在宅者95名につきましては民生委員のご協力を得まして全戸訪問調査で把握された方でございまして、市の要援護法老人台帳に登載している数字でございます。 次に介護に当たっている人数でございますけれども、ただいま申し上げました寝たきりの95名全員が対象になるとは限りません。家族の介護の状態とか、あるいは民間によります介護の状況等によってかわってまいります。まず保健サービスとしての対象でございますけれども、95人のうち87人を対象に保健婦12名、そしてパートの看護婦2人が1カ月から2カ月に1回訪問いたしまして、本人及び家族に対しまして療養方法あるいは介護の方法等の指導を行っております。 次に福祉サービスといたしましては、15名を対象にヘルパー7名とパートのヘルパー10人によりまして週1回から3回訪問いたしまして、家事援助及び身体介護等を行っております。 次に、ご質問の2点目の骨粗しょう症患者数でございますけれども、在宅の寝たきり者95名中4人の方がそういった判断を受けております。さらに、骨粗しょう症の疑いのある骨折あるいは骨変形、腰痛のある方が13人おられます。17人になるわけでございますけれども、これは比率にいたしますと18%となります。 次にご質問の3点目の骨粗しょう予防対策についての市の取り組みについてでございます。予防対策につきましては、平成2年度から老人保健法に基づきます保健事業において、重点健康教育という内容がございますけれども、これは従前は7項目あったわけですけれども、これに今回の骨粗しょうが加わりまして、現在8項目になっています。本市もこれに基づきまして予防対策を進めてきているわけでございますけれども、現在骨粗しょうそのものの検診については実施しておりません。重点健康教育の内容でございますけれども、昨年5年度の状況を申し上げますと、健康管理センターと公民館におきまして骨粗しょう予防教育を16回実施してまいりました。延べ参加者740人でございます。この方たちに対しまして栄養と運動といった両面から啓発を行ってきております。ちなみに4年度の状況でございますけれども、13回で301人でございますので、今回1年で427人の参加の増ということになります。また、教育を受けられた方たちも1年かけて指導を受けた栄養とか、あるいは運動等を取り入れて、少し足、腰が軽くなってきたというようなご意見等もいただいております。私ども6年度は引き続きこの予防教育を継続してまいりたいというように考えておりますし、さらに婦人の健康づくり事業の一環としまして、骨粗しょう症予防講座3日間を1コースといたしまして、これを2コース開催する予定でございます。このときはパンフレットの配布とか、あるいは運動、あるいは食事と栄養について、講義だけではなくて、実習も取り入れていきたいというように考えております。さらに毎年10月に市民健康フェアーを開催しております。このときに骨の質量を知るために骨密度の測定を実施したいというように考えております。 なお、今後課題になってまいりますご指摘の骨粗しょう症の検診につきましては二つほど問題点がございます。1点目は厚生省も平成4年度から研究班を設置いたしまして、早期発見や予防のための検診方法の開発等について調査研究を始めたばかりでございます。したがいまして、検診の対象者とかあるいは実施方法、判定基準、予後の指導等のあり方については、全国的な統一基準はまだ確立されていないのが実情でございます。 二つ目といたしましては、検診の前提条件となります骨密度測定機器が非常に高額でございます。石田議員ご指摘のとおり何千万円もするというようにお聞きしております。さらに、この機器は日々改良されてきております。こういった状況から検査実施機関と精密検査医療機関の絶対数が非常に少なく、全国的にこの確保をしていくことが非常に難しいというふうに言われております。当鎌ケ谷市におきましても同様な状況でございます。したがいまして、今後国の動向等を見きわめるとともに、鎌ケ谷市医師会の先生方のご助言あるいはご指導をいただきながら、将来に向けて実施できる体制づくりを進めてまいりたいというように考えております。 次にご質問の4点目でございますけれども、先進自治体の事例についてでございます。これにつきましては近くでは東京都の中野区、そして西の方では大阪府が実施しております。事例といたしましては、中野区の状況を簡単に申し上げてみたいと思います。中野区は平成4年の10月より東京大学老年病学教室と東京都の老人医療センターの協力を得られまして、北保健所で骨粗しょう症の検診を実施しておられます。対象者は35歳以上の区民、そして毎月3回無料でございます。背骨の骨密度をX線撮影をもって測定し、医師の診断を受けた後は、栄養士による食事指導やあるいは治療を要するといった方につきましては、医療機関等も紹介されておられるといった内容であるというようにお聞きしております。 ご質問の最後の5点目でございますけれども、ご指摘の国のモデル事業に対する取り組みでございます。石田議員ご指摘のとおり厚生省が本年度からスタートさせようとしている予定のモデル事業につきましては、現在市町村が行っている婦人の健康診査事業に新たに骨粗しょう症検診を追加して、ご指摘のとおり都内23区を含む全国500カ所を対象として、その検診費用の一部を補助しようとしている内容でございます。現在のところ補助率あるいは実施要領あるいは検査内容等、詳細につきましてはまだ県あるいは市町村には明らかにされておりませんのが実情でございます。また、先ほど申しましたように検査実施機関や専門医の確保等の問題がございます。そして、財政的な課題等もございますので、現時点でははっきり明言することはできないわけですけれども、国の動向をこれからも見きわめるとともに、情報収集に努めまして、前向きに取り組んでまいりたいというように考えておりますので、ご理解のほどお願いいたします。 以上でございます。 ◎教育長(酒井三郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 教育長。          〔教育長 酒井三郎君登壇〕 ◎教育長(酒井三郎君) 骨粗しょう症の6番目、成長期の生徒等に対する教育現場の対応について申し上げます。 小中学生の骨の虚弱化につきましては、学校現場におきましても課題となっております。教育活動全体を通して指導することになっておりますが、主として健康教育の中に位置づけて指導しております。家庭科の中ではカルシウムの働きや含まれている食品などについて学習し、家庭での食品の内容について栄養面から改善しようという意識化を図り、実践に結びつくよう指導しております。理科や保健では骨の大切さ、丈夫な骨格をつくるためには栄養と運動がバランスよく組み合わされなければならないこと、特別活動におきましては学校給食の指導の領域で実際の食事と栄養面から骨の大切さについて指導をしております。 以上のように学校教育の中でも骨の大切さについて基礎的なことを理解させ、将来の生活の中で健康や骨について関心を持つように指導いたしております。 以上です。 ◎市民部長(川井彰君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市民部長。          〔市民部長 川井 彰君登壇〕 ◎市民部長(川井彰君) フロンガス回収事業につきまして私の方から答弁したいと思います。 オゾン層の保護のためフロンガス対策は世界的に今求められております。マスコミにおいても非常に最近多く報道されるようになっております。当市におきましてもこの地球的環境的要請にこたえて地方自治体としてできる姿を模索し、これらの対策に対し仕事を進めていきたいと考えております。 まず第1点目の粗大ごみとして回収される冷蔵庫とエアコンの台数でございますが、これは平成5年度実績で申し上げますと、冷蔵庫が300台、それからエアコンが144台という数字になっております。この回収された後でございますが、これは最終処分場におきまして移動式の破砕機を持ち込みまして、細かく破砕した後埋め立てをしている状況です。したがいまして、中のフロンガスにつきましては破砕作業中に空中に残念ながら放出させているということです。これは回収事業をしていない自治体につきましては皆さんそのような形になっているということでございます。 それから質問の2点目、近県、近隣市の回収事業の状況でございますが、これは一番進んでいるのが埼玉県でございます。埼玉県につきましては県が自治体に対して、市町村に対してフロン回収機の補助制度を設けております。こういう関係で非常に進んでいるわけですが、県内の52団体のうち44団体が回収をしているということでございます。それから次は群馬県でございまして、この群馬県は補助制度はございませんが、県内70市町村のうち29市町村が回収を行っているということでございます。それから一昨日の新聞によりますと、東京都におきましても6月8日から冷蔵庫についての回収を開始したという報道がされております。一方千葉県でございますが、千葉県は現在県の大気保全課におきまして調査段階ということで、若干おくれているというふうに思います。また、県内の近隣市の状況でございますが、千葉市、市川市、船橋市、松戸市、それから佐倉市と酒々井町の清掃組合が回収を実施しているということでございます。 それから質問の3点目、我が市のフロンガス回収についての考え方でございますが、これは冒頭でもお話ししたとおり、フロンガス対策につきましては早急に対応すべき課題であるというふうに認識しておりまして、早急に進めなければいけないというふうに考えますが、これまで効果的なフロンの処分方法がなかなか見つからなかったということで対応がおくれてきたのだろうと思います。しかし、今回官民7者が一体となりまして共同開発して、フロン分解破壊技術の実証プラントが県内に設置されることになりました。既にもう工事に入っていると思いますが、この機会をとらえまして当市におきましてもこの粗大ごみからのフロンガス回収を実施してまいりたいというふうに考えております。フロンガスを含む粗大ごみとしましては、先ほど申し上げた冷蔵庫とエアコンがあるわけでございますけれども、このエアコンにつきましては、取り外す際にほとんどガスが抜けてしまいまして、私どものところに回ってきた段階ではガスが入っていないというような状況でございます。したがいまして、当面はフロンガスが入ったまま回収されてくる冷蔵庫が回収の対象になるのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(野山慶蔵君) 発言を許します。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) 初めに骨粗しょう症の予防対策の方についてお伺いいたします。 ただいまご答弁いただきましておおむね理解はさせていただきました。ありがとうございました。 寝たきりの高齢者につきましては134人ということで、その中で一応介護の方でございますけれども、福祉サービスの対象者につきましては週に1ないし3回の回数で一応家庭的あるいは何というのですか、身体的の介護を受けているわけで、これは納得するのですが、保健サービス対象者の95人中87名、この方たちの保健婦のパートによるもの、それから看護婦によるもので1カ月から2カ月の間に1回と、このように訪問されて、家族並びに本人に対しての療養方法をご指導なさっているということでございますが、この1カ月ないし2カ月の間で1回ということで、市民ニーズにおこたえできるものなのだろうか、ひとつお答え願います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 先ほど保健サービスと福祉サービスと、保健サービスについてはご指摘のとおり一、二カ月に1回と低いのですけれども、これにつきましては訪問指導は、先ほど言いましたように寝たきりの87人の方に、保健婦はこのほかに要注意者の404人、そしてさらには痴呆性老人30人、合計いたしますと521人になるわけですけれども、これらの方を訪問対象としてやっております。したがいまして、国の方もこういった方たちといいますか、目標としては、年に6回から12回ということですから、2月に1回か毎月1回ぐらいというような目標量を示しておりまして、現状においては特段支障がないというように私ども感じております。 ただ、ご指摘のとおりもし緊急ケース等が発生した場合は、これはもうこういうことを言っておられませんので、その都度もう即座に訪問指導を行いまして、必要な指導等をやってまいっております。 以上でございます。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) これから高齢化社会を支えていくためには、あくまでも在宅福祉ということが基本化されておりますので、まだまだふえてくると思います。したがいまして、また検討するところがありましたら検討なさって、市民ニーズに本当におこたえできるような体制づくりもまた必要ではないかと思いますがこれは要望させていただきます。 次に、寝たきり高齢者で骨粗しょう症による患者のことでございますが、95人中4名と、それから予測される患者さんが13名と申されました。最近は見られないのですが、昔は農家のおばあちゃん方が90度になった姿も見えましたけれども、これらもまた骨粗しょう症の原因であるというふうにある記事には載っておりました。また、先ほども申し上げましたように、骨粗しょう症、この何といいますか。医療的な確定した、これが骨粗しょう症であるという確定したあれは出ていないのですけれども、今までの状況を見ますと、大体骨粗しょう症の方の症状といたしましては、大腿骨、頸骨ですか、大腿骨骨折ということで、腰のつけ根になります。ここら辺を大体おおむねやられていると、それから先ほども申しましたけれども、大体腰痛につきましては、ご婦人の方は90%が骨粗しょう症であるというふうな話も承っておりますので、その点は一応17名、この点については一応理解させていただきました。 次に、骨粗しょう症の予防対策として、一応当局といたしましては平成2年からずっと実施しているということでございます。これの骨粗しょう症の予防教育、これについて今まで、先ほどちょっとお伺いしたのですけれども、一応成果等が出てましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 先ほど1回目の答弁の中でもちょっと触れたのですけれども、5年度は740人に達していますけれども、その1年前の4年度を見てみますと、これが301人、回数も3回少なかったのですけれども、これが3回ふえまして、人数が400人ふえるということは、ご指摘のとおりいかに骨粗しょう症問題について市民の方の関心が強いかということがまず言えますし、もう一つは、そのことによる意識の変化といいますか、栄養とあるいはその運動に対する気持ち、意識も非常に大きく変わっていくのではなかろうかというふうに思っています。 また、今までずっと継続してやってきているのですけれども、指導を受けたとおり栄養とかあるいは運動面について、非常にまじめに守って1年間以上やっていきますと、何となく足、腰が少し軽いような感じもすると、そういった非常にうれしい声も寄せられてきております。それらは具体的な成果という形で申し上げられることができるというように思います。 以上です。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) 大変ご苦労さまでございました。残念ながら今のところ骨密度測定器は1,000万円から3,000万円と、また日々改良されている現在であり、これはまた医療機関にしか今のところ渡っておりませんので、直接測定すると、このような段階にはいかないと思いますけれども、これらの教育をせめて皆さんによくPRしながら、多くの方々にさらに参加できるように要望させていただきます。 また、6年度の予定につきましては、今お話の中で3日間を2回に分けて教育をやられるということでございますが、いつごろの予定をなされているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) これは3日間をワンコースとして2コースということでございまして、まず1コース目は今年の9月の8日、そして27日、そして最終の3日目は10月の7日ごろ今スケジュールにのせております。2コース目は11月の中旬といいますか、17日ごろ、そして12月の22日及び年を越しますけれども、2月の9日ごろ、こういった日程配分で開催していきたいということで予定しております。 なお、この2コース合わせての受講者の数でございますけれども、今のところ合わせまして80人という形で予定しております。 以上です。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) 部長、せっかくやられるのですから、80名なんてちょっと寂しいこと言わないで、何かもっとその点ご努力願いたいと思います。それは人員の都合は行政の関係もあるでしょうから、それで結構ですけれども、できれば一人でも多くの方に参加していただきたいとこのように思うわけでございます。 次に、先ほどのご答弁の中で10月の市民健康フェアーですか、骨密度の測定ということがありましたのですが、この対象は一応どのぐらいになるのか、また検診の人員数の予定はどうなのか。それからまた、PRについてはどうなのか、これについてお聞かせ願いたいと思います。 さらに、ちょっと参考までですけれども、昨年愛知県の小牧市の市民病院において実施された検診の状況を見ますと、平成5年1年間だけで約500人が骨粗しょう症というふうに診断されているという経緯もございますので、よろしくお願いします。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 3点目のご質問にお答えする前に、2点目の80人、もっと多くというご要望でございますけれども、これは私ども全く同じ気持ちでございますけれども、先ほど申し上げましたように食事を実際におつくりいたします。いわゆる実習もいたします。この辺の制約がございます。なるべくご要望にこたえるべく努めていきたいというふうに思います。 そして、3点目の市民健康フェアーにおきます骨密度測定の対象でございますけれども、先ほど申し上げましたように年齢的には18歳から39歳の女性の方、ご婦人に限っていきたいというふうに考えております。この方たちの人数は本年4月1日で1万5,385人の方がいらっしゃいます。また、当日実施するに当たりましては、非常にたくさんの方もご希望になろうかと思いますけれども、その辺は今現在医師会と協議をしておりますので、何人できるかというのは今の段階ではちょっと申し上げられません。ただ、PR等につきましては、もうこれはぜひ参加していただきたいと思いますので、もちろん広報かまがやの掲載とか、あるいは自治会を通しての市民健康フェアーともどものPR、そういったもの、あるいは公共施設にもPRの文章を置いたり、もういろいろなことをやって徹底してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) わかりました。これちょっとやはり愛知県の小牧市のあれなのですが、機械によって測定の方法が違ってくると思いますけれども、愛知県でやっているのは約2時間ぐらいで済むと、費用は1万5,450円と、これは税込みであると非常に大変なことになると思いますので、それもお伺いしながら算定していかなければならないだろうかと思いますが、大変期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、国の方のモデル事業に対する取り組みについて、先ほども申し上げましたようにモデル区域に指定されますと、国で3分の1と、あるいはまた県で3分の1、そして自治体が3分の1を負担すると、鎌ケ谷市は非常に財政困難でございますので、できればそういう情報等を早くキャッチしながら、なるべく補助事業の中に参画できるようにしていただきたいなと、これは要望で終わります。 それから、教育長の方でございますが、学校教育の基礎的事項ということで、その中で給食関係あるいは健診の健康学習の中で実施されているわけですが、最近やはり中学生になりますとぼちぼち思春期になりまして、太っている方につきましてはダイエットと、こういうような点もあろうかと思いますが、その点についてはどのようにご教育なさっていますか、お尋ねいたします。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎教育長(酒井三郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 教育長。 ◎教育長(酒井三郎君) ご指摘のように中学生の女生徒の中にはスタイル等を気にしまして、食事を制限する、減食するというような子がおります。結局そういう子供につきましては、将来の大切な育児等のことも教育しまして、また骨が中学校の1年から3年生までの間に非常に成長し、密度も濃くなるというような発育の時期でもございますので、十分そういう点についての弊害、それから食事、栄養面、骨の理解を指導してまいりたいと思いますし、また給食だよりとか、あるいは学校だより等を通しまして、折りに触れて家庭への注意を喚起し、家庭への協力も呼びかけてまいりたいと、このように考えております。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) 了解しました。 最後に結論として申し上げたいと思います。新聞にあるのですが、骨粗しょう症はこわくないと、これは順天堂大学の整形科の教授がおっしゃっておられるのです。これにはやはりカルシウムの摂取というものと適度な運動、それから適度な日光浴ということでありますが、これはあくまでも早期発見がもとになっていると思います。そういう関係から今後この取り組みにつきましては鋭意努力していただきたいなと、また、今のお話の中でお伺いしているわけですが、当局といたしましても今後国の動向を見きわめながら、近い将来実施できる体制づくりに前向きで取り組んでまいりたいということでございます。ぜひとも積極的に真っ正面から取り組まれて、骨粗しょう症予防対策の万全を期されますよう要望といたしまして、終わらせていただきます。 次に、フロンガスの件につきまして質問させていただきます。 ただいまご答弁いただきました。これまで粗大ごみとして廃棄処分される過程でフロンガスはすべて大気中に排出されてしまうと、実際はこれが一番問題視されている課題の一つなわけであります。ご答弁で平成5年度で冷蔵庫が300台、エアコンが144台というふうに伺いました。一般的には冷蔵庫1台につきフロンガスが100グラムから200グラムと、エアコンにつきましては1台につき500グラムから700グラム使用されておるということで聞いておりますが、当市ではこれを算出した場合、年間どのぐらいのフロンガスが放出されているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(川井彰君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市民部長。 ◎市民部長(川井彰君) 当市で年間どのぐらいのフロンガスが大気中に放出されているかということですが、これは正直言ってわかりません。それで、先ほど申し上げた、市の方へ集まってくるもので単純に計算しますと、数字はすぐ出てくるのですけれども、これは議員ご指摘のとおり冷蔵庫が100グラムから200グラム、エアコンが500グラムから700グラムということで計算しますと、102キロから160キロぐらいのフロンガスが放出されているという計算になろうかと思います。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) わかりました。102キロといいますとどのぐらいの数になるかわかりませんけれども、非常にこれは大変な問題だとこのように思うわけです。なぜならば、フロンガスが強烈な紫外線を浴びて塩素をつくり出した場合、この大気中で塩素化されたその一つの塩素分子というのは、実は数万個のオゾン分子を破壊していくと、このように言われているわけなのです。これがどのぐらいの大きさということ、私もちょっとそこまで調べ上げていないのですけれども、相当な数になろうかと思います。そういう中で、先ほどのご答弁の中で、これを機会に粗大ごみからのフロンガスの回収を実施していきたいという部長のご答弁がございましたが、実施するならば、いつごろ実施される予定なのか、これがまず1点。 2番目に、先ほどエアコンが取り外しによって全部放出されてしまうということで、これは業者あるいは市民に対するPRなんかのことを使えば、外に出さないで済むのではないだろうかと思うのですが、これに対するお考えをお聞かせいただきたいと思います。 また3点目としまして、回収事業を実施した場合、どのぐらいの回収が見込まれるか。先ほど出ていた取り外して既にもう放出した場合等もあると思いますし、その間において調べてみましたところ、大体50%の回収率と、鹿児島ですか、それとあと方やエアコンについては20%の回収率と、そのような試算もしているようでございますが、その点についてお聞かせいただきたいと思います。 次に回収要領、これはどのように実施されるのか。自治体でもってやるのか、委託でやるのか、その点についてももしおわかりでありましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(川井彰君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市民部長。 ◎市民部長(川井彰君) 回収をいつごろからということでございますが、これは機器を鎌ケ谷市持っておりませんので、当面委託になろうかと思います。したがいまして、この委託業者との調整が済み次第、直ちに実施したいというふうに思っております。 それからエアコン、先ほども申し上げましたけれども、取り外して全部ゼロになってしまうということでございますが、これは専門技術者にお願いすれば、閉じ込めたまま回収できるというふうなことを聞いておりますので、この辺については電気屋等に対するPRはしていきたいというふうに考えております。 それから、回収事業を実施した場合どのくらいの回収が見込まれるかということでございますが、これは先ほど冷蔵庫が約1台当たり100グラムから200グラム、エアコンが500グラムから700グラムということを申し上げましたが、これは容量としてそういうふうになっているということでございまして、実際にはそれだけ充てんされていないようです。越谷市が統計をとった結果で申し上げますと、冷蔵庫は大体73グラムだそうです。それから、エアコンにつきましては510グラムだそうです。これを我が市の集まる台数を掛けていきますと、大体95キログラム程度が回収できるのではないかというふうに考えられると思います。 それから回収要領につきましては、当面冷蔵庫のガスをやっていきたいということを先ほど申し上げましたが、まだ破壊の実証プラントが11月ごろ稼働するのだそうですけれども、その辺の破壊に対する委託につきましてはまだ詳細がわかりません。したがいまして、当面はボンベの中に回収して保管するという形になろうかと思いますが、これにつきましては委託でお願いしたいというふうな考えを持っております。 以上です。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) わかりました。 次に、こういう環境保全というのは自治体のみでできるものではなくて、例えば粗大ごみ以外に、特にカーエアコンです。これ自動車販売業あるいは修理業、あるいは電気、電子機械等の取扱店等あるわけですが、このことについてちょっとお伺いしたいと思うのですが、業種関係についてどのようなものをお考えになっているのか。また、聞くところによりますと、事業所等についてはフロンガス対策の意識が比較的低いというようなお話もきいているわけなのですが、その点についておわかりになりましたら、お聞かせいただきたいと思います。 またさらに、もし鎌ケ谷市自体で実施するというようになった場合、これらの指導方針についてのお答えがあったらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(川井彰君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市民部長。
    ◎市民部長(川井彰君) ただいまの質問ですが、鎌ケ谷市内のそういったものにつきましてはまだアンケート調査等をやっておりませんので、実態はつかんでおりません。ただ、千葉市でやった平成5年、昨年の7月に調査して集計したものがありますが、それをちょっと申し上げてみたいと思います。フロンガスを利用している事業者、どういう業者かということはちょっとわからないのですが、冷媒用として利用されているものが8.4%、それから精密機械の洗浄用として利用されているのが90.9%ということで、これが圧倒的に多いわけです。それから、発泡用として利用されているのが0.7%ということになっているそうです。 この排出防止の取り組み状況、企業の意識低いのではないかということでございますが、39.4%が既に事業所としては実施しているということだそうでございます。ですから、このPR等、その後しているようですから、現在では50%、約半分程度は対策に取り組んでいるのではないかというふうに言われております。当市におきましても、このフロンの問題につきましてはいろいろな企業が興味を持って対策を考えていると思いますので、今後の指導につきましては積極的にやっていきたいというふうに考えています。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 5分前となりましたので、質問及び答弁は簡潔に願います。 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) 先ほど埼玉県では県内全市町村に対してのフロンガス回収機に対する補助事業等をしているわけですけれども、千葉県としてはどのようになっているのでしょうか。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(川井彰君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市民部長。 ◎市民部長(川井彰君) 私どもの方で千葉県の方に問い合わせをいたしましたが、助成措置は現在のところ考えていないようでございます。ただ、今後回収事業、量的にもかなりふえてきますし、事業費もかかってまいりますから、私どもとしては県に対して助成について考えていただきたいというふうな働きかけはしていきたいというふうに思っております。 ◆14番(石田裕徳君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 石田裕徳君。 ◆14番(石田裕徳君) いろいろありがとうございました。 最後になります。ただいま種々申し上げましたけれども、現在地球環境保全への積極的な行動が叫ばれている中で、環境問題への国民意識の啓発を目的とした環境の日、これが制定記念式典が6月5日に東京霞ケ関で首相、それから皇太子ご夫妻出席のもとに行われたばかりでございます。この問題につきましては世界的に課題の一つでありまして、生産の全廃の決定はなされているものの、既に冷媒や発泡剤として家電製品を初めカーエアコン等の中に充てんされているフロンガス、これはおよそ数十万トンとこのように言われております。このままでいきますと製品が廃棄処分されると同時にフロンガスはすべて大気中に放出され、オゾン層を破壊し、人類及び生態系への悪影響がさらに進展するのではないかと、このことは間違いございません。当局といたしましても、後に続く後世のために生命、暮らし、安全を守り、美しい自然や美しい環境、快適な生活環境を残すべくこれらの課題に真っ正面から取り組んでいただきまして、研さん努力されまして、適切なご指導のもとに官民一体となった環境保全体制を整えられますよう要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(野山慶蔵君) 以上で、14番、石田裕徳君の一般質問を終結します。 ○議長(野山慶蔵君) 次に、26番、木本千代子君に発言を許します。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。          〔26番 木本千代子君登壇〕(拍手) ◆26番(木本千代子君) 日本共産党の木本千代子でございます。94年度6月定例会に当たり通告に基づき行政に対する一般質問を行います。市長並びに担当部局の明快なるご答弁をお願いいたします。 まず1点目、老人福祉行政、老人保健福祉計画についてお尋ねいたします。 1の目標達成のため年次計画についてお尋ねいたします。本計画は99年度を目標にしていますが、計画の趣旨として高齢者がいつでもどこでもだれでも必要とする保健福祉サービスが利用できるようにすることを目指しているとしています。さらに、寝たきり防止ができるものであり、そのための施策を充実させ、医療との連携の重要性を十分に認識して計画を生かしていくことが大切であります。本計画書によりますと、最終年度の目標が示されていますが、計画倒れにならないため財源の計画なども重要であります。その点についてどうなっておりますかお尋ねしたいと思います。 2の法的責任が果たされ実施しようとしていますが、このことは計画遂行のためにマンパワー確保が重要であるわけです。公的責任でないとなかなか確保したり、内容が充実することができないと思います。その点についてどのようにお考えになっておられるかお伺いいたします。 3の要介護老人の推定はどのようにしているかお尋ねします。特に痴呆性老人すべてを要介護に見ていない向きがあると聞いておりますが、その点当市ではどのようにしておられるかお答えいただきたいと思います。 次に2点目、土木行政でありますが、鎌ケ谷市新総合基本計画には緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷とうたっています。この建前からもまちづくりに当たっては緑、すなわち樹木の保存維持を第一に考えることが当然なことであります。そのための計画を検討していただきたいと思うのでございますが、この件について去る平成4年6月議会で一例として東口区画整理事業の進行に当たって質問いたしました。その際の当時の部長は答弁の中で駅前の樹林地を残すことは難しい、他の場所が自然の恵み、自然の復元力、英知を結集して新しい緑を確保する、また緑の創生を図ると述べています。また、市長は駅の機能を考えることで位置づけているからという答弁をしております。当時よりも事業が進みつつあり、換地計画も具体化するにはいろいろ問題があると思いますが、駅前広場について立体的に構想を立てていく、これはまちづくりとして行政がかかわっていくことではないかと考えます。特に東鎌を例に挙げましたのは一番取り組むべき問題があるからでございます。そのようなことで、まずさきのお答えの中で得られた広場についての緑の確保、それが非常に困難なように言われておりますが、私はやはりこの駅前広場に中央に立木を数本植え、その下に円形に囲って、低い木や花壇をつくるなどの配慮ができるものではないかと再度提案させていただきます。 また、市民の声を反映させることもよいものではないかと考えますので、ぜひとも市民からの意見も聞いていただきたいと思います。 また、今まで述べたことは一例でございますが、これから新鎌、その他の区画整理事業や開発行為で法的に3%の公園は確保することになっておりますが、それ以外に緑を残す、または確保していくことを基本にしていくことなどが大切なことであるのではないでしょうか。 また、第5次実施計画において平成5年度事業に緑のまちづくり推進計画作成委託となっておりますが、このことについてどのようになっておりますでしょうか。 また、さらにセイコー舎跡地開発についてでございますが、市道寄りに林が残っておりますが、これはそのままにしておくのでしょうか。それともこのような状態をどういうふうに進めていくのかお答えいただきたいと思います。 以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(野山慶蔵君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。          〔保健福祉部長 杉山 巖君登壇〕 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 木本議員の老人保健福祉計画についての3点のご質問にお答えしたいと思います。 まず最初に当市の老人保健福祉計画、本年3月策定を終わりまして、3月11日民生経済委員会協議会として皆さんに概要をご説明してきております。またあわせて県の方にも提出しております。また、その概要等につきまして4月1日号の広報に掲載いたしますとともに、リーフレットを全戸配布して、計画内容についてのご理解あるいはご協力に努めているところでございます。 ご質問の1点目ですけれども、目標達成のための年次計画あるいは財源計画についてのお尋ねでございます。 まず木本議員ご指摘のとおりこの計画は6年度からの計画で、11年度に終了すると、計画内容に数量が示されており、具体的な計画になっております。したがいまして、2年で終わる計画ではなくて、まさに6年間の実行計画ということで、実践を目的とした計画内容になっております。そういった観点から私どももこの計画を確実に実施していきたい、推進していきたいという気持ちを持っております。そういった観点からこの年次計画についてはまず初年度の6年度については、既に第5次実施計画の中に組み入れしていただいているとともに、予算措置においても種々措置しておりまして、既に事業の執行を図っています。具体的には特別養護老人ホームの入所枠の確保とか、あるいは市単事業としてのおむつ等の給付事業、あるいは付き添い看護料事業、あるいは実施計画にはのせておりませんけれども、それ以外で住宅改造等、もう既に執行中でございます。ただし、実施計画ご存じのとおり300万円以上の事業とか、あるいはマンパワーについては、人事の採用についてはこれは対象事業としないという制約がございますので、6年度もヘルパー正規1名、パート1名の増員になったわけでございますけれども、これらについては実施計画に計上しておりません。 したがいまして、これからの先も基本的な年次計画としては当市の実施計画に計上すべく調整をし、要望してまいりたいというふうに考えています。 次に、この目標量を達成していく財源計画についてでございます。計画を担保していく財源、非常に重要な要素を持つわけですけれども、11年までの計画に入っている目標量を実現していくということになりますと、相当の財源を要します。このことは当市のみならず、全国の自治体が頭を痛めております共通した課題でございます。これにつきまして私どももこれまで市長会等を通じまして国とか県に財源的な補てんをお願いしてまいっております。そういった努力をするとともに、基本的には財源担保といたしましては、地方交付税による措置と現行のこれまでの国とか県の負担金、あるいは補助制度、こういったものの活用、そしてまた老人ホーム等に入所なさった場合は、所得に応じまして費用の負担をしていただきます。こういった入所等に伴います費用負担の徴収分と、こういったものがやはり財源として対象になってくるのではなかろうかというように思っています。これまで平成4年度から地方交付税の中の地域福祉基金費ということで当市も保健福祉基金費でご配慮していただいているわけですけれども、これが6年度から地方交付税の中で解消されまして、今後は高齢者保健福祉費という新たな項目が設置されます。と申し上げましても、本日のご質問等にもありますように、自治体を取り巻く環境というものはもう財政的に非常に厳しく、もう非常に深刻なものがございます。私ども老人保健福祉計画の担当部課としては、もう一生懸命計画の推進に努めてまいりたいと思うわけですけれども、予算編成等についてはこれはもう総体的な観点から調整していく事項でございますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 それから、先ほどパート1名と申し上げましたけれども、正規職員1名とパート2名の誤りでございます。訂正させていただきたいと思います。 次に、計画の中で法的責任が果たされているかと、ヘルパー等も正規職員をという内容でございます。これは老人保健福祉計画あるいは高齢化社会を支えていくというのは、これはもう公だけでできるものではございません。もう市民、行政、そして企業等が、もうみんなが共同して支えていく課題であろうかというように思います。そういった中においてこれを支えていくマンパワーも、正規の職員だけで担っていくことは、これは非常に困難なことだというように思っています。逆に特別養護老人ホーム等が社会福祉法人の経営でございますし、あるいは老人保健施設あるいは老人病院等は、これは医療法人ということで民間の経営主体になっているわけでございます。また、私どもも社会福祉協議会とか、いろいろな社会福祉法人等に対していろいろな公的事業を委託しております。こういったことは結果的には、これは公的責任のあらわれであろうというように考えております。 したがいまして、これから先の基本的な考え方としては、法律に基づくサービス等、これはきちっと基礎的な部分として行政が担っていくと、しかしお年寄り、高齢者の方たちのニーズあるいは国民の福祉需要も非常に多様化あるいは高度化してきております。こういった場合に公的で提供していくサービスだけでは、これはニーズに沿わないというように考えます。こういった点は、これは民間の創意と工夫に基づいたサービス提供をやはり担っていただいてよろしいのではなかろうかというように思います。そういったことを考えますと、私ども計画の中のマンパワーも正規職員のみならず、パート、非常勤等の換算の上に計上してきている内容になっています。この辺はご理解していただきたいというふうに思います。最近の特に拡大してきている内容等に在宅における介護用品等のレンタルサービス、これらは非常に公的にやろうとすれば、いかにも無理があろうかというように思います。そういう点を含めまして今後は公私ともに担っていきたいというように思います。 最後の3番目でございますけれども、要介護老人の推定についてのお尋ねでございます。これにつきましては計画書の中にも11年度の要介護老人について推定しております。その中身は寝たきり老人、痴呆性老人、そして虚弱老人というように三つの区分をいたしまして、それぞれ11年度の状況について推定しております。この中で痴呆性老人が全部対象にしていないのではなかろうかというご指摘でございます。これにつきましては痴呆性老人とはどういった方を言うかということにつきましては計画書の中に記載しておりますけれども、私どもも非常に推定が難しゅうございますので、これにつきましては65歳以上の老人の国から示されました出現率、これは率にいたしまして4.8%になりますけれども、この数字を掛けて得た数字がございます。これは全部で349人になるわけでございます。この349人の方が全員が介護を要するとかあるいは援護を要する方とは申し上げられません。この中から私どもはいわゆる介護、援護を要する方たち、合計で295人、内容的には要援護が211人、要介護は84人、合計295人を11年度の推定の中に計上してきているわけでございます。ご理解のほどをお願いいたします。 以上でございます。 ◎都市部長(谷川俊君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 都市部長。          〔都市部長 谷川 俊君登壇〕 ◎都市部長(谷川俊君) 都市部長の谷川でございます。この4月に県庁から参りました。私は県庁には土木技術職員として採用されまして、以来土木部都市部の建設畑をずっとやってまいりました。このような形で鎌ケ谷市にお世話になることも何かの縁でございますので、鎌ケ谷市の発展のため、それからよりよいまちづくりのために少しでも役に立てばと思っております。どうかよろしくお願いします。 木本議員のご質問にお答えいたしたいと思います。 まず東武鎌ケ谷駅区画整理の駅広でございますが、鎌ケ谷駅駅前広場の整備につきましては、市民の方々に安全で快適に利用していただけるよう考えております。駅前広場の概要を申し上げますと、駅前広場の規模は約3,300平方メートルで、駅前広場施設としては一般自動車、タクシー、バス等の昇降場から構成されています。また、駅前広場は市の玄関口でもあることから、ご質問のありました緑を生かした広場をつくることはもちろん、市民の皆様に好感の持たれる広場として美観、景観をあわせて考えていきたいと思っております。これらの駅前広場の美観、景観につきましては、今後地域の皆様方のご協力を得ながら進めていきたいと考えております。 それから、2点目の開発行為等の3%以上ということでございますが、鎌ケ谷市のみどりの条例でもそういうような指導を極力しなさいというようなこともございますので、できるだけそのように指導していきたいと思います。 それから、第5次実施計画における緑のまちづくり推進計画作成についてのご質問でございますが、この調査は緑のマスタープランと同計画の具体的な施策としての都市緑化推進計画等を合わせ国、県等の指導を受けて鎌ケ谷市の公園の配置や緑地の配置等、緑化推進の計画を策定しようとしたものでございます。当初緑のマスタープランの見直しを実施するとの計画であり、実施計画に計上しましたが、平成5年度ですけれども、国、県等の見直しの基準の通達がおくれましたため、平成5年度に実施いたしておりません。平成6年、今年度に入りまして県の都市部において緑の基本計画の作成の手引がまとまったやに聞いております。そしてその説明会が近々開催されるということでございますので、それを受けた後、緑のまちづくりの推進計画を作成しようと考えております。実際の実施時期としましては平成7年度以降というふうに考えております。 それからセイコー舎の跡地、緑地でございますが、できるだけ残す方向で考えております。 以上でございます。 ○議長(野山慶蔵君) 発言を許します。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) まず老人福祉関係から質問いたします。 市の方で配られたリーフレットによりますと大変具体的に示されております。この中でちょっとお尋ねしておきたいのですが、基本方針の中で地域における総合的ケアーシステムの確立、また2が在宅ケアーのサービスの推進、3で利用しやすい保健福祉サービス及び医療の連携、4が寝たきり痴呆性老人の予防対策の推進、5が地域性を踏まえた計画というようになっておりますが、この一つ一つについて具体的にご説明いただきたいのですが、お願いいたします。 ○議長(野山慶蔵君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 全戸配布を予定しておりますリーフレットについては項目だけを掲示しているわけですけれども、先般お配りした計画書の中にはこの辺の基本方針の主眼とするところを掲示させていただいております。まずこれは当市だけの基本方針ではございませんで、国から示されておりまして、全国の自治体が共通の基本姿勢、基本目標を持って取り組んでいる状況です。 まず第1点目の地域における総合的ケアーシステムの確立でございますけれども、計画の内容そのものは事業一つ一つから構成しているわけですけれども、最終的にはサービスを受けていく高齢者に対しては、これはサービスをばらばらではなくて、基本的に、総合的に提供する必要があるというそういったことをきちっとまとめていくべきであるという考えでございます。それと在宅ケアーサービスの2点目は推進でございますけれども、お年寄りにとって基本的には住みなれた地域社会で、あるいは自宅で過ごしていくと、これが人間としての基本であろうというように思います。そういった観点から寝たきりにならないように、あるいは寝たきりになった場合も介護等適切に提供できるような、そういった在宅ケアーシステムを構築していくと、そういった基本目標でございます。 それから、3番目に利用しやすい保健福祉サービス及び医療との連携でございますけれども、サービス内容がせっかく制度としてあっても周知されていなければ、逆に利用されないということになりますので、的確に施策の情報を提供していくとともに利用を図っていきたいと、そういったことから利用者の視点に立って、利用者がサービスを利用できるようなシステムをつくっていこうというのが3番目でございます。 その次に、4番目に寝たきり痴呆性老人予防対策の推進でございます。これは基本的に寝たきりは予防可能であると、あるいは寝たきりの方は起こせることができると、こういった視点に立ちまして予防対策を積極的にやっていこうという内容でございます。その際は、医療機関との連絡調整をきちっとして連携をしていくと、緊急入院の対応あるいは入所の対応、その辺も整備していく必要があるということでございます。そして、最後に地域性を踏まえた計画目標ということでございますけれども、これは全国市町村、人口規模あるいは高齢者との度合い、率も、これはもう千差万別でございます。そういったことから、特徴のある、要するにその市の地域にふさわしい計画を進めていこうというこういった内容でございます。 以上がこの五つの基本目標でございます。 以上です。 △会議時間の延長 ○議長(野山慶蔵君) あらかじめ会議時間を延長します。 △一般質問続行 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) 今部長がご答弁された問題がこちらに表示されていることだけで、もうちょっと具体的なものを知りたかったのでご質問したわけですけれども、総合的ケアーシステムの確立、これは例えばセンターなどに置くとか、連携をどうとるかというようなことが示されなければならないと思うのですけれども、その点についてもう一度お答えいただきたいと思います。 それから、在宅ケアーサービスの推進、これは今度のこの保健福祉計画の中でうたわれている在宅でございますから、私も最初の質問で申し上げたように、本当にお年寄りが安心して暮らせるようにしてあげるためには、やはり在宅ケアーがいいと思うのです。そのためには先ほども申し上げましたように、介護をする人の確保、家庭においてもその家族が頼れるような体制が必要だと思うのです。この計画には週に何回とかと発表されておりますけれども、それをもっと具体的に進めるためには積極的な取り組みが必要だと思いますが、その点についてお答えいただきたいと思います。 それから、利用しやすい保健福祉サービス、これもまさにこの計画の中で全部うたわれていることでございますけれども、本当にマンパワーの問題が欠かせないと思うのです。その点でお答えいただければと思います。 それから、医療との連携、鎌ケ谷市の場合は訪問看護がいわゆる秋元病院ですか、やっていられるということですけれども、もっと医療体制についても積極的に取り組んでいく必要があると思うのですけれども、その点についておふやしになるつもりが、この予定では2カ所になっておりますから、その点についてもお考えだと思うのですけれども、その点をどうお考えになっているか。 それと、本当にお年寄りが寝たきりにならないためには介護を十分にすること、寝かせないようになるべく起こすということが必要だということを、これはヨーロッパあたりで行われている老人福祉の問題から見てもはっきりいたしております。その点について、要するにこの計画を進める中で本当に寝たきり、または痴呆性老人の予防についてももっともっときめ細かくやっていかなければならないと思いますが、その点についてもう一度お答えいただきたいと思います。 それから地域性、これは一応鎌ケ谷市内は6カ所ぐらいブロックを分けて地域でやっていると思うのですけれども、それについてもその場所場所でどう取り組むかというようこともあると思うのですけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。 まずお願いいたします。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 具体的にというご要望でございますけれども、まず1点目は、これは総合的に福祉サービスを提供していくということは、端的に申し上げれば、お年寄りの在宅と施設、この辺をうまく連携していくことが必要だろうというように考えます。私どもは今年の4月から慈祐苑の中に設定していただきました在宅介護支援センターというものがございます。この中に調整会議的な組織をつくりまして、その中で今後サービスの一元化、総合化、そして在宅と施設との連絡を行っていこうということでスタートを切っております。それから、在宅ケアーの推進ですけれども、この辺は老人福祉計画内容の主眼点が在宅ケアーを推進していくということで、内容そのものも重点を置いたサービス量あるいは推進体制の整備になっているのですけれども、私どもこれに対しては今年の4月から健康管理課の中に在宅保健指導係をつくりました。こういった保健部門とそれから福祉部門との連携を踏まえながら在宅ケアーを的確に、着実に推進していきたいというように考えております。 それから3点目の医療体制の充実関係ですけれども、先ほど秋元病院のお話が出たわけですけれども、この辺、緊急入院あるいは緊急対応、あるいはその辺ができるような日ごろの連絡調整等を密にすることはもちろんでございますけれども、医師会とも定期的な連絡調整を月1回やっておりますし、そういった中で私どもの施策の説明、ご協力あるいはご指導等を受けながら今後とも医療機関との連携を図ってまいりたいというように考えております。 それから最後に地域性の問題でございます。当市も特別養護老人ホームは南の方に1カ所しかございません。この点、市域が狭いと言いながらもやはり地域的な配分というものを考えていきますと、今後は計画の中にも2カ所設定しているわけですけれども、施設配置をしていく段階では、ご指摘の地域的な配置を十分留意してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) 今ちょっと具体性が欠けている答弁でございましたけれども、計画が発表されて歩み出したということでは、今後やはり当局が努力されるということが必要だと思います。これだけよいことをうたわれておりますのですから、それを計画倒れにしないように今後取り組んでいただきたいと思います。そして、この間配られたこの計画書でございますけれども、これで見ますと、要するにホームヘルパーが41人ということですが、これは常勤換算で、これは11年度ですけれども、41人ということですが、これで十分なのでしょうか、その点はちょっと心配になるわけです。 それと、デイサービスなども中学校単位に基本的に整備すると5カ所ということでございますが、その点などももっと市民に声を掛けて、いろいろ要望を聞く必要があると思うのです。その点でいかがなものかと思います。 それから、特養なのでございますけれども、老人人口の1.3%ということで、中学校区に1カ所ということでやっていますけれども、それなども実際に私この間日野市を見てきましたら、日野市は人口が違いますけれども、8年にもう1カ所、しかも市立の特養を建てるということになっているということを聞きまして、大変うらやましく思っておりますが、今鎌ケ谷市では社会福祉法人という形で慈祐苑にお願いしているわけですけれども、できることならやはり鎌ケ谷市も市立でつくれればよいと思っております。そしてこのことも交付税で大変十分なものではございませんけれども、国としてはその特養の建設に対しても補助をするということを考えているようでございますけれども、その点についてこの計画を立てる中で見込まれておりますのでしょうか。その点をお答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 最初にヘルパーの推進体制の人数が適切であるかどうかというご指摘ですけれども、私どもなぜ41人になったかというその算式を計画書の中に詳細に掲示をしております。100ページにあるわけですけれども、目標とするサービス量そしてヘルパーの年間稼働時間、そういったものを踏まえるとともに、ご存じのとおり社会福祉協議会等におきますふれあい委員の協力あるいは市の常勤あるいは非常勤、そういったものすべてを考慮しながら算出しておりますので、平成11年まではこれでいけるだろうというように考えております。 それから、デイサービスの5カ所につきましては、一つの基準が示されておりますけれども、11年までの計画の中にもさらに新たな設置を計画しておりますし、この設置に際しては策定委員会等の中においても市域が狭いといった中から、果たして中学校区に本当に必要かいというようなご意見も逆に出ております。ただ、基本的な単位としては中学校区に1カ所ということで考えていきたいというように思います。 それから、特養の問題については、これは老人福祉計画を策定していくときに、圏域の設定がございました。これは県の保健医療計画と同じでございますけれども、鎌ケ谷市は東葛南部老人福祉圏の中に位置づいております。そういった中で果たして、もちろんたくさんできていけばいいのですけれども、非常に許可基準とか、あるいは設置の需要とか、そういった非常に制約がございます。そういった中では非常にご指摘のような内容をもって対応していけるかどうか、その辺がまだはっきりしない点がございます。 以上でございます。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) ただいま市当局が努力されて、いろいろ計画立てられているわけですけれども、要するに私は、これ絵にかいたもちにならないようにしていただきたいということを含めてご質問しているわけです。そして、ここで特に確認しておきたいのは、特養ホームでございますが、これは市内2カ所ということが適正配置とうたわれておりますけれども、これについて今50床にされましたですよね、慈祐苑を。それが130床にするということで、これ2カ所という計画を立てていますけれども、やはり早目に土地の確保をしていきませんとすぐ6年ぐらいたってしまうので、その点ではいかように努力されるかが問題だと思うのです。その点でお答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(杉山巖君) ご指摘のとおり市内2カ所を計画計上しております。ただ現在慈祐苑を今年の4月に40床増床いたしまして、定員が現在90人になっております。そのほかあわせてましてショートステイ等も付設させていただいております。この辺のもう2カ所というのは、先ほど申し上げたように考えますと、90の130ですから、50床定員があと1カ所あっていいのではなかろうかという観点から設定しております。 ただ、積極的に前倒しをしていくという点についてはもちろんそうあれば、もう本当にこれこしたことはないのですけれども、先ほど来いろいろ一般質問等も出ていますように、非常に財政状況も厳しゅうございますし、原則として鎌ケ谷市は総合基本計画の中で、市営ではやっていかないという基本方針が確認されています。したがいまして、民間の進出動向を的確に踏まえながら、そのチャンスを逃がさないようには努力してまいりたいと思いますけれども、現状においては具体的なものはまだございません。 以上です。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) ただいまの特養でございますけれども、実際に市立というのは困難だということで、私もその点はなかなか強気に言えないところなのですけれども、要は社会福祉法人でもつくっていかなければならないという状況がこの計画の中でうたわれていますので、その点は努力していただきたいと考えております。 それから、やっぱりこの計画の中での財源でございますが、本当に充実させるには国の補助金をもっとふやさせるように市長も努力されて、全国市長会等で要請しているようでございますけれども、デンマークなどでは70年代の後半に国庫補助金を50%から75%に引き上げているのです。それで市町村の在宅福祉を飛躍的に充実させる大きな力になっているということが報道されております。そのようなことからも、今もちろん不況で市の方も財政困難というようなことを言っておりますけれども、私どもはそれはこの福祉を充実させるためには、もっとお金を上手に使うことが必要だと考えているわけです。そういう中で国庫補助金をもっとつけていかなければ、せっかくの老人福祉計画が充実したものにならないと考えますので、その点をもう一度要求していただきたいと思うのです。その点でマンパワー対策は本当に確立させていく必要があるので、お金のことはどうしても努力していただくということをもう一度お伺いしたいと思いますので、その点市長からお答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 先般6月の2、3日で全国市長会あったわけですけれども、これは各支部の議案が全部上がってきまして、北海道から九州までということですけれども、関東支部もそうなのですけれども、全支部でこの件が緊急要望されております。これは老人福祉計画そのものが全国均一の方法でこういう制定をしなさいという論議がまず出ております。といいますのは、それぞれ資格を有する方々がいない地域もあるわけなのです。例えば無医村というところもございますし、こういうものに対して実際つくってきなさいといっても、資格を有する方々が果たして雇えるかということもございまして、そういう論議もこの計画そのものを推進する中では出ていたのですけれども、それもまだクリアーされないまま、実際この4月1日から実施という形になっております。これに対する財源の緊急決議等を各市長会でやっておりますけれども、今回も全国市長会でも出ているのですけれども、いまだに回答はございません。ただ、大蔵の方からのいろいろなここ数年来の傾向を見ますと、ある意味では地方交付税に措置したよということで、そういう措置の形でやられるわけですけれども、これ不交付団体もございますから、不交付団体に対しての今度措置ということになった場合、これはどういう形をもっていくのかなという形なのですけれども、国のいろいろな、今衆議院を通ったばかりの予算の中をまだ具体的にはつかんでおりませんけれども、その中でもこの老人保健福祉計画においての財源というのは余り大きな論議で出てきてはないというのがありますので、この辺は非常に財源的には見通しがきちっとしたもので出てきていないというのが現状でございますので、今後はよりこの辺の措置をやはり推進するために全国均一でつくったものでございますから、これはやはり全国格差がない福祉というものを、どこの市町村でも同じような福祉をある程度受けられるというような形の中で、より要望を強くしていきたいと考えております。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) では、老人福祉の問題はこれからの問題として繰り返しお尋ねしたり、また市長の努力を発表していただこうと思いますので、これで打ち切ります。 ただし、お年寄りが本当に老後が安心して暮らせるように打ち出された計画でございますから、それに沿った方向で進めることを要望いたします。 では、2点目の土木行政でございますが、要するに私が思いますのは、どこの駅もおりたらビルがあるとか、コンクリートでかためられているような駅では本当に殺伐とすると思うのです。その点でやはり鎌ケ谷市は、この間江戸川台に行きましたら、まさに駅前に大きなロータリーのところに立木がありまして、それで木が植えてあったのです。あそこは開発によるものだからということを聞いておりますけれども、やはり市が行う区画整理でございますから、あくまでも行政の中でそのようなことについてももっと目を向けていただけたらと思うのです。それで、木の種類からいきましても、なかなか移植というわけにいかないということも聞いておりますので、立木が大変大きい木があるのですが、それをどうしろというのが無理であれば、せめて江戸川台の駅前のような形で形づくっていただけたらと思います。この前も稲毛駅のことを例に出したのですけれども、それぞれの駅でやはり考えておられるのは、そういう形で駅前に緑をつくっているわけです。本当は残すのですけれども、残せなければつくるということになると思うのです。これは単に区画整理の事業としてではなく、行政の中で、先ほども緑のマスタープランに基づいて推進計画ということで、これは平成7年に実現するそうですけれども、そういうことを常に市が考えておかなければならないと思うのです。それで、当面は東鎌が9年完成ということでございますが、一番身近な問題として例を挙げたわけです。ですから、ごらんになってご存じだと思うのですけれども、そういう駅を見習っていただくということ、また市民がかなり緑については考えていらっしゃいますので、私どもが議会で申し上げるよりも、もっと市民の声を聞いたらよいものができると思いますので、その点の努力をしていただきたいと思います。その点でお答えいただきたいと思います。 それから、セイコー舎の林はあのまま残すということでございますが、その点もう一度確認したいのです。 それから新鎌についても、何度も申し上げますけれども、今のような基本方針を忘れずにまちづくりをしていただくと、これはあくまでもその事業体というよりも、市の行政として取り組んでいただくということをもう一度申し上げたいと思いますので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎都市部長(谷川俊君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 都市部長。 ◎都市部長(谷川俊君) まず東鎌の駅広の緑化でございますが、趣旨はよく理解しております。みどりの条例でも公共施設の緑化というのがうたわれております。駅広もつまり公共施設の一部でございますので、できるだけ緑を残すように努力したいと思います。 それから、セイコー舎の緑地でございますが、これにつきましては残すことと考えております。斜面緑地でございますけれども、これについては残すということで考えております。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) まず1点目の東鎌のことでございますが、今まで話題になっておりましたでしょうか、それともこれから十分に検討するということでございましょうか、その点をお答えいただきたいと思います。 それから、セイコー舎の斜面緑地、これはもうみんな知っているのです。あそこを残すために買収しておりますから。私が申し上げたいのは、22号線でございますか、駅前からセイコー舎の前を通って抜ける道があるわけです。そこのところに、セイコー舎だったところですが、跡地に林と言うまでもいきませんけれども、二、三十本、もう少しあるのかしら、木があるのです。だから、それがあそこをいろいろ開発する中でなくしてほしくないと思うのですけれども、その点がどうなっているかお尋ねしたかったのです。もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎都市部長(谷川俊君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 都市部長。 ◎都市部長(谷川俊君) 駅広の緑化につきましては種々今まで検討しておりまして、まだ実際に整備までちょっと時間ありますので、今後も継続して検討してまいりたいと思います。 それから緑地につきましては……済みません、ちょっと時間いただけますか。 済みません、どうも。お答えいたします。残らないそうです。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) 残らないのでは困るので、残していただきたいのです。それが住宅整備公団が利用しようとしていると思うのですけれども、その点を市がやはり申し入れる必要があると思うのですけれども、その点市長はどのようにお考えでしょうか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) あくまでもこれは所有権がある土地でございます。そういう中で市の方はより国に近い機関が開発するということを聞き及んでいるわけでございますから、より一層市民に利益が受けられるような方法論を考えてくれということでずっと協議をしてきております。ですから、今後もその姿勢は変えないわけでございますけれども、その中でやはり事業主体である事業主が、また逆にいろいろと考えながら計画を練ってくるわけでございますから、端的にそこの部分だけ残せと、自然林を残せと言った場合、ご指摘のあったところはたしか急斜面になっているところだと思います。この辺は残した場合のまた危険度とかいろいろございますから、なるべく緑の面積そのものは減らさないで、この計画等はやってもらいたいという申し入れもしておりますし、そういう中で代替地等の中で緑というものをきちっと位置づけていきたいというふうには考えております。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) 市長にご答弁いただいたわけですけれども、確かに人の土地ですから、市がどうこうしろと言っても無理だと思うのですけれども、私どもが考えますのに、あの土地をあえて緑をなくさなくても、奥の方で十分に建設ができたりすることができると思うのです。そういう意味からも傾斜地なのでいろいろあると思いますけれども、その点では残してもらえるように申し入れてほしいのですが、今まではそういうことをしていないと思うのです。ですから、これからしていただけたらと思うのですけれども、もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) ご存じのように通称セイコー舎通りというものは拡幅等もございますし、また当該のセイコー舎跡地というものは大規模な開発になりますから、当然あそこのいわゆる正門からの道路というのは、かなりの幅員という形が、これは指導の中できちっと位置づけられるわけでございます。ですから、具体的にこれは技術論でどうこうというわけではございませんけれども、道路上をかなり拡幅した場合には、当然急傾斜地というのはより傾斜が強くなります。そういう中の技術論で考えても、ご指摘あった土地そのものを今の現況のままの緑で残した場合には、かなり危険度が増すという形になるのではないかと思います。ですから、先ほど言ったように国に近い機関がやる事業ですから、よりその開発、一般の開発業者よりも市民のことを思いながらやる、または言える立場に市もありますから、より緑は総体的な中で残してもらえるようなパーセンテージの中でお願いしていくということを続けてまいります。今までも続けてきましたから、続けてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(野山慶蔵君) 時間が少なくなりましたので、質問及び答弁は簡潔に願います。 ◆26番(木本千代子君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 木本千代子君。 ◆26番(木本千代子君) 確認の意味でもう一度お伺いします。 新鎌なんかも都市整備公団ですね。私が申し上げたやはり新鎌の駅のところもそういうふうな形でやれたらと思っておりますので、今からやはり整備公団とその点を、市がこういう考えなのだということを明らかにしていただいて、駅前広場なども樹木を使うようにしていただきたいと思うのです。その点でもう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(野山慶蔵君) 答弁を求めます。 ◎市長(皆川圭一郎君) 議長。 ○議長(野山慶蔵君) 市長。 ◎市長(皆川圭一郎君) 木本議員、緑とふれあいのあるまちということで、鎌ケ谷市の基本構想の目的がそこでございますから、当然社会資本の充実の中には緑というものを主眼に置きながら整備のいろいろなお願いをしているわけですから、当然新鎌においてもただ単に樹木を残すのではなくて、この一体がナシ畑であったという歴史的なものなども考えながら、具体的には緑というものを残しながら整備をしていくと、また緑というものを創造しながら整備をしていくという基本姿勢というのは変わらないわけでございますので、ご指摘のとおりその辺は十二分に踏まえながら住宅都市整備公団と話し合って進めてまいりたいと考えております。 ○議長(野山慶蔵君) 以上で、26番、木本千代子君の一般質問を終結します。 △休会について
    ○議長(野山慶蔵君) 日程第6、休会についてを議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、6月11日から6月12日までの2日間を休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(野山慶蔵君) ご異議なしと認めます。 よって、6月11日から6月12日までの2日間は休会と決しました。 なお、6月13日の会議は議事の都合により、特に午前10時に繰り上げて開くことにいたします。 △延会の宣告 ○議長(野山慶蔵君) 本日はこれにて延会いたします。 長時間ご苦労さまでした。          午後 5時26分  延 会...